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IOleLink インターフェイス (oleidl.h)

リンクされたオブジェクトが、リンクに関連する関数をコンテナーに提供できるようにします。 これらの関数の中で最も重要なのは、リンク ソースへのバインド、つまり、リンク オブジェクトのネイティブ データを格納するドキュメントへの接続をアクティブ化することです。 IOleLink は、 リンク 元の場所や、リンク オブジェクトのキャッシュされたプレゼンテーション データなど、リンク オブジェクトに関する情報を管理するための関数も定義します。

コンテナー アプリケーションでは、 IOleLink に対してクエリを実行することで、埋め込みオブジェクトとリンク オブジェクトを区別できます。リンクされたオブジェクトのみが IOleLink を実装します。

継承

IOleLink インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 IOleLink には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

IOleLink インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

 
IOleLink::BindIfRunning

リンク ソースが既に実行されている場合は、リンク オブジェクトとリンク ソースの間の接続をアクティブにします。
IOleLink::BindToSource

リンク オブジェクト内に格納されているモニカーをバインドして、リンク ソースへの接続をアクティブにします。
IOleLink::GetBoundSource

接続がアクティブな場合は、リンク ソースへのポインターを取得します。
IOleLink::GetSourceDisplayName

リンク オブジェクトのリンク ソースの表示名を取得します。
IOleLink::GetSourceMoniker

リンク オブジェクトのリンク ソースを識別するモニカーを取得します。
IOleLink::GetUpdateOptions

リンク オブジェクトがキャッシュされたデータを更新する頻度を示す値を取得します。
IOleLink::SetSourceDisplayName

リンク ソースの表示名を設定します。
IOleLink::SetSourceMoniker

リンク ソースのモニカーを設定します。
IOleLink::SetUpdateOptions

リンク オブジェクトがキャッシュされたデータを更新する頻度を指定します。
IOleLink::UnbindSource

リンク オブジェクトとそのリンク ソースの間の接続を切断します。
IOleLink::Update

リンクオブジェクトの複合ドキュメントのキャッシュデータを更新します。 リンク ソースがまだバインドされていない場合は、リンク ソースへのバインドが含まれます。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー oleidl.h

こちらもご覧ください

IOleObject

IOleUILinkContainer

OleUIEditLinks