IRpcOptions インターフェイス (objidlbase.h)
呼び出し元が、COM がリモート プロシージャ コール (RPC) を処理する方法を制御するさまざまなプロパティの値を設定またはクエリできるようにします。
継承
IRpcOptions インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 IRpcOptions には、 次の種類のメンバーもあります。
メソッド
IRpcOptions インターフェイスには、これらのメソッドがあります。
IRpcOptions::Query IRpcOptions::Query (objidlbase.h) メソッドは、RPC バインディング オプション プロパティの値を取得します。 |
IRpcOptions::Set IRpcOptions::Set (objidlbase.h) メソッドは、RPC バインド オプション プロパティの値を設定します。 |
注釈
このインターフェイスを使用すると、呼び出し元は COMBND_RPCTIMEOUT プロパティを設定またはクエリできます。これにより、マシンが別のインターフェイスとの RPC 通信を確立してから失敗するまでの時間を制御できます。 プロパティには、次の表に列挙されている値のいずれかを指定できます。
値 | 説明 |
---|---|
RPC_C_BINDING_INFINITE_TIMEOUT | タイムアウトなしで通信を確立し続けます。 |
RPC_C_BINDING_MIN_TIMEOUT | プロトコルに必要な最小時間の通信を確立してみてください。 この値は、信頼性よりもパフォーマンスを優先します。 |
RPC_C_BINDING_DEFAULT_TIMEOUT | 既定の時刻の通信を確立してみてください。 この値は、パフォーマンスと信頼性のバランスを取ります。 |
RPC_C_BINDING_MAX_TIMEOUT | プロトコルで許可される最大時間の通信を確立してみてください。 この値は、パフォーマンスよりも信頼性を優先します。 |
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | objidlbase.h (ObjIdl.h を含む) |