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MMC_FILTERDATA構造体 (mmc.h)

MMC_FILTERDATA構造は MMC 1.2 で導入されています。

MMC_FILTERDATA構造体は、フィルター処理されたリスト ビューの列のフィルター値を取得および設定するために、 IHeaderCtrl2::GetColumnFilter メソッドと IHeaderCtrl2::SetColumnFilter メソッドによって使用されます。

構文

typedef struct _MMC_FILTERDATA {
  LPOLESTR pszText;
  INT      cchTextMax;
  LONG     lValue;
} MMC_FILTERDATA;

メンバー

pszText

スナップインでテキスト フィルター値を設定すると、pszText は設定するフィルター文字列を指し、cchTextMax はユーザーがフィルター フィールドに入力できるフィルター文字列の最大長を設定します。 スナップインがテキスト フィルター値を読み取ると、pszText はテキストを受け取るバッファーを指し、cchTextMax はバッファーの長さを示します。

cchTextMax

詳細については、pszText の説明を参照してください。

lValue

スナップインで数値フィルター値を設定すると、lValue にはフィルター値が含まれます。 フィルター フィールドは、値を文字列に変換し、フィルター コントロールに配置します。 スナップインが数値フィルター値を読み取ると、現在のフィルター値がバイナリに変換され、lValue で返されます。

注釈

数値フィルター値は、フィルター処理する列に任意のテキスト文字列ではなく数値のみが含まれている場合に使用できます。 数値フィルターを使用する利点は、フィルター値の設定と読み取り時に、バイナリとテキストの間の変換がフィルターによって処理される点です。 また、フィルター コントロールでは、ユーザーが数値フィルターに数値を入力することだけが許可されます。

テキスト フィルターを処理する場合、lValue は無視されます。 同様に、数値フィルターを処理する場合、pszText と cchTextMax は無視されます。

設定値と読み取りフィルター値の両方について、スナップインはMMC_FILTERDATA構造と任意のテキスト バッファーを所有します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008
Header mmc.h