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MMCPropPageCallback 関数 (mmc.h)

MMCPropPageCallback 関数は、Microsoft Foundation Classes (MFC) ベースのスナップインでのみ必要です。関数は、ページの作成時に正しいモジュールの状態を設定します。

構文

HRESULT MMCPropPageCallback(
  void *vpsp
);

パラメーター

vpsp

Microsoft Windows PROPSHEETPAGE 構造体へのポインター。 既定では、MFC は 構造体の pfnCallback メンバーに独自のコールバックをインストールすることに注意してください。

戻り値

このコールバック関数は、これらの値のいずれかを返すことができます。

解説

MFC ライブラリを静的にリンクするスナップインでは、この関数を呼び出さないでください。 このようなスナップインによるこの関数の呼び出しが正しくリンクされません。

CPropertyPage から派生したページごとに、次のガイドラインに従って、ページのコールバックへのポインターを使用して MMCPropPageCallback を呼び出します。

  • 特定のプロパティ シートのすべてのページで、同じコールバック ポインターを使用する必要があります。
  • MFC のコールバックを独自のコールバックに置き換える場合は、コールバックで MFC のコールバックを呼び出す必要があります。
  • この関数は、各 CPropertyPage 派生クラスで呼び出す必要があります。
MFC には、エクスポートされた関数または COM インターフェイスから正しいモジュール状態が設定されている必要があります。 これには、オペレーティング システムからモジュールへの呼び出しが含まれます。 エクスポートされた関数または COM インターフェイスの場合、これは、MFC に動的にリンクするスナップイン DLL 内のすべてのエクスポートされた関数の先頭にAFX_MANAGE_STATE マクロを追加することによって行われます。 これを行うには、スナップインからエクスポートされた関数の先頭に次のコード行を追加します。
AFX_MANAGE_STATE(AfxGetStaticModuleState( ))

オペレーティング システム呼び出しの場合、MFC はこれを自動的に実行します。 MMC のプロパティ シートは MFC CPropertySheet ではないので、コールバックによるオペレーティング システム呼び出しが間違ったモジュール状態になります。 その結果、ページの作成時にモジュールの状態が正しく設定されていることを確認する必要があります。 これは MMCPropPageCallback の目的です。 モジュールの状態が設定された後、実行する必要がある呼び出しAFX_MANAGE_STATEは、スナップインによって実装された COM インターフェイスによって公開される呼び出しだけです ( IExtendPropertySheet2::CreatePropertyPages など)。 アプリケーションのモジュール状態が正しいかどうかを判断するには、 CWinApp を調べて、アプリケーション名をメモします。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows Vista
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー mmc.h

関連項目

PROPSHEETPAGE