次の方法で共有


IADsADSystemInfo インターフェイス (iads.h)

IADsADSystemInfo インターフェイスは、Windows ドメインで Windows オペレーティング システムを実行している場合に、ローカル コンピューターに関するデータを取得します。 たとえば、ローカル コンピューターのドメイン、サイト、識別名を取得できます。

IADsADSystemInfo インターフェイスは、windows 2000 の ADSI の標準インストールに含まれる、adsldp.dll に存在する ADSystemInfo オブジェクトに実装されます。 IADsADSystemInfo インターフェイスで メソッドを呼び出すには、ADSystemInfo オブジェクトのインスタンスを明示的に作成する必要があります。 この要件は、C/C++ で CoCreateInstance 関数を使用して ADSystemInfo インスタンスを作成することに相当します。

IADsADSystemInfo *pADsys;
HRESULT hr = CoCreateInstance(CLSID_ADSystemInfo,
                              NULL,
                              CLSCTX_INPROC_SERVER,
                              IID_IADsADSystemInfo,
                              (void**)&pADsys);

Visual Basic で New 演算子を使用することもできます。

Dim adSys as New ADSystemInfo

または、スクリプト環境で CreateObject 関数を呼び出し、ProgID として "ADSystemInfo" を指定することもできます。

Dim adSys
Set adSys = CreateObject("ADSystemInfo")

継承

IADsADSystemInfo インターフェイスは、IDispatch インターフェイスから継承されます。 IADsADSystemInfo には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

IADsADSystemInfo インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

 
IADsADSystemInfo::GetAnyDCName

ローカル コンピューターのドメイン内のドメイン コントローラーの DNS 名を取得します。
IADsADSystemInfo::GetDCSiteName

ローカル コンピューターを含む Active Directory サイトの名前を取得します。
IADsADSystemInfo::GetTrees

ローカル コンピューターのフォレスト内のすべてのディレクトリ ツリーの DNS 名を取得します。
IADsADSystemInfo::RefreshSchemaCache

IADsADSystemInfo::RefreshSchemaCache メソッドは、Active Directory スキーマ キャッシュを更新します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー iads.h

こちらもご覧ください

Cocreateinstance

IADsADSystemInfo プロパティ メソッド

IDispatch