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Image::FindNextItem メソッド (gdiplusheaders.h)

Image::FindNextItem メソッドは、Image::FindFirstItem メソッドと共に使用され、この Image オブジェクトに格納されているメタデータ項目を列挙します。 Image::FindNextItem メソッドは、この Image オブジェクト内の次のメタデータ 項目の説明とデータ サイズを取得します。

構文

Status FindNextItem(
  [in, out] ImageItemData *item
);

パラメーター

[in, out] item

種類: ImageItemData*

ImageItemData オブジェクトへのポインター。 入力時に、Desc メンバーはメタデータ記述 (JPEG の場合は 1 バイト、PNG の場合は 4 バイト、GIF の場合は 11 バイト) を保持するのに十分な大きさのバッファー (呼び出し元によって割り当てられた) を指し、DescSize メンバーは Desc が指すバッファーのサイズ (1、4、または 6) を指定します。 出力時に、Desc が指すバッファーはメタデータの説明を受け取り、DataSize メンバーはメタデータ自体のサイズ (バイト単位) を受け取ります。

戻り値

種類: 状態

メソッドが成功した場合は、Status 列挙の要素である Ok を返します

メソッドが失敗した場合は、 Status 列挙体の他の要素のいずれかを返します。

解説

Image::FindFirstItem および Image::FindNextItem、Image::SetPropertyItem メソッドによって格納されたメタデータ項目を列挙しません。

次の例では、Image オブジェクトの各メタデータ 項目の説明とデータ サイズを表示します。

Status stat;        
Image image(L"River5.png");

CHAR descBuf[5] = {0, 0, 0, 0, 0};
ImageItemData itemData;
ZeroMemory(&itemData, sizeof(itemData));
itemData.Size = sizeof(itemData);
itemData.DescSize = 4;
itemData.Desc = descBuf;

stat = image.FindFirstItem(&itemData);

while(Ok == stat)
{
   printf("%s   %d\n", itemData.Desc, itemData.DataSize);
   stat = image.FindNextItem(&itemData);
}

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー gdiplusheaders.h (Gdiplus.h を含む)
Library Gdiplus.lib
[DLL] Gdiplus.dll

関連項目

イメージ

Image::GetItemData