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TextureBrush::SetTransform メソッド (gdiplusbrush.h)

TextureBrush::SetTransform メソッドは、このテクスチャ ブラシの変換マトリックスを設定します。

構文

Status SetTransform(
  [in] const Matrix *matrix
);

パラメーター

[in] matrix

型: const Matrix*

使用する変換 マトリックス を指定する Matrix オブジェクトへのポインター。

戻り値

種類: 状態

メソッドが成功した場合は、Status 列挙の要素である Ok を返します

メソッドが失敗した場合は、 Status 列挙体の他の要素のいずれかを返します。

解説

TextureBrush オブジェクトは、任意のアフィン変換を格納できる変換行列を保持します。 テクスチャ ブラシを使用して領域を塗りつぶすと、Windows GDI+ はブラシの変換マトリックスに従ってブラシのイメージを変換し、領域を塗りつぶします。 変換されたイメージは、レンダリング中にのみ存在します。 TextureBrush オブジェクトに格納されているイメージは変換されません。 たとえば、 を呼び出して、 someTextureBrush.ScaleTransform(3) で領域を塗りつぶした後、 someTextureBrush で領域を塗りつぶすとします。 領域を塗りつぶすとブラシのイメージの幅は 3 倍になりますが、 someTextureBrush に格納されているイメージは変更されません。

次の例では、テクスチャ ブラシを作成し、ブラシの変換を設定します。 次に、変換されたブラシを使用して楕円を塗りつぶします。

VOID Example_SetTransform(HDC hdc)
{
   Graphics graphics(hdc);

   Matrix matrix(2, 0, 0, 1, 0, 0);  // Horizontal stretch

   Image image(L"HouseAndTree.gif");
   TextureBrush textureBrush(&image);
   textureBrush.SetTransform(&matrix);
   graphics.FillEllipse(&textureBrush, 0, 0, 400, 200); 
}

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows XP、Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー gdiplusbrush.h (Gdiplus.h を含む)
Library Gdiplus.lib
[DLL] Gdiplus.dll

関連項目

ブラシと図形の塗りつぶし

座標系と変換

イメージ テクスチャで図形を塗りつぶす

マトリックス

Texturebrush

TextureBrush::GetTransform

TextureBrush::ResetTransform

変換