DXGIDisableVBlankVirtualization 関数 (dxgi1_6.h)
プロセスの v 空白仮想化を無効にします。 この仮想化は、 IDXGIOutput::WaitForVBlank からの安定した仮想化された現在のレートと v 空白の周期を維持するために、すべてのスワップ チェーンに対して既定で動的リフレッシュ レート (DRR) 機能によって使用されます。 仮想化を無効にすると、これらの API に更新速度の変化が表示されます。
構文
HRESULT DXGIDisableVBlankVirtualization();
戻り値
種類: HRESULT
成功した場合 は、S_OK を返します。それ以外の場合はエラー コード。 エラー コードの完全な一覧については、「 DXGI_ERROR」を参照してください。
注釈
既定では、DXGI スワップ チェーンでは、動的リフレッシュ レート (DRR) 機能によって引き起こされる更新レートの変化を観察できません (動的更新率に関するブログ記事 「両方の世界を最大限に引き出す」を参照してください)。 代わりに、DRR モードが 120Hz の場合、常にリフレッシュ レートの一部 (60Hz) を確認するためにスワップ チェーンが仮想化されます。 DXGIDisableVBlankVirtualization では、プロセス全体の仮想化が無効になります。 その後、アプリケーションでは、システムが 60Hz から 120Hz の間でブーストされると v 空白のタイミングが変化し、フレームは各レートの対応する時間に到着し、それらの変化を反映した統計情報が表示されます。
スワップ チェーンを作成する前に、または IDXGIOutput::WaitForVBlank を呼び出す前に、プロセスごとに DXGIDisableVBlankVirtualization を呼び出す必要があります。 プロセスの有効期間中は無効にできないため、V 空白のタイミングまたは DRR ブースティングからの統計の変更は、プロセスで観察可能なままになります。
動的リフレッシュ レートのしくみの詳細については、「 コンポジター クロック 」トピックを参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 11、バージョン 22502 [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 11、バージョン 22502 [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | dxgi1_6.h |
Library | dxgi.lib |
[DLL] | dxgi.dll |