IDCompositionVisual::SetBitmapInterpolationMode メソッド (dcomp.h)
BitmapInterpolationMode プロパティを設定します。このプロパティは、軸揃えまたは正確に描画されていないビットマップからピクセルを補間するときに使用する Microsoft DirectComposition のモードを指定します。
構文
HRESULT SetBitmapInterpolationMode(
[in] DCOMPOSITION_BITMAP_INTERPOLATION_MODE interpolationMode
);
パラメーター
[in] interpolationMode
種類: DCOMPOSITION_BITMAP_INTERPOLATION_MODE
使用する補間モード。
戻り値
種類: HRESULT
関数が成功した場合は、S_OK を返します。 そうでない場合は、HRESULT エラー コードを返します。 エラー コードの一覧については、「 DirectComposition エラー コード 」を参照してください。
解説
補間モードは、ビットマップの変換時のビットマップの構成方法に影響を与え、ビットマップ内のピクセルと画面上のピクセルの間で一対一の対応が行われなくなります。
既定では、ビジュアルは親ビジュアルの補間モードを継承し、親ビジュアルの補間モードを継承する場合があります。 このメソッドがビジュアルに対して呼び出されない場合、またはこのメソッドが DCOMPOSITION_BITMAP_INTERPOLATION_MODE_INHERIT で呼び出される場合、ビジュアルは既定の補間モード を使用します。 ビジュアルで補間モードが設定されていない場合、ビジュアル ツリー全体の既定値は最も近い近隣補間であり、ビジュアル品質は最も低くなりますが、パフォーマンスは最も高くなります。
interpolationMode パラメーターがDCOMPOSITION_BITMAP_INTERPOLATION_MODE_INHERIT以外の場合、このビジュアルのビットマップは指定された補間モードで構成され、このモードはこのビジュアルの子の新しい既定モードになります。 つまり、このビジュアルの子の補間モードが変更されていないか、明示的に DCOMPOSITION_BITMAP_INTERPOLATION_MODE_INHERITに設定されている場合、子ビジュアルのビットマップは、このビジュアルの補間モードを使用して構成されます。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows 8 [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2012 [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | dcomp.h |
Library | Dcomp.lib |
[DLL] | Dcomp.dll |