IBitsTokenOptions::GetHelperTokenSid メソッド (bits4_0.h)
ヘルパー トークンが設定されている場合は、SID を返します。
メモ このメソッドはトークンを返しません。
構文
HRESULT GetHelperTokenSid(
[out] LPWSTR *pSid
);
パラメーター
[out] pSid
GetTokenInformation 関数の TokenInformation パラメーターから取得された SID を返します。 SID が取得されない場合、このパラメーターは NULL に設定されます。
戻り値
このメソッドは、成功すると S_OK を返します。 そうでない場合は、HRESULT エラー コードを返します。
注釈
以前の実装では、このメソッドを使用してヘルパー トークン SID を取得するために、BITS ユーザーに管理者特権が実質的に必要でした。 バージョン 1607 Windows 10以降、管理者以外の BITS ユーザーは、このメソッドを使用して、所有する BITS ジョブでヘルパー トークン SID を取得できます。 この変更により、管理者以外の BITS ユーザー ( NetworkService アカウントで実行されているバックグラウンド ダウンローダー サービスなど) がヘルパー トークンを効果的に使用できるようになります。
具体的には、 IBackgroundCopyJob::QueryInterface 呼び出し中に呼び出し元のスレッドのトークンの SID がジョブ所有者のユーザー アカウントの SID と同じである限り、管理者特権のないユーザーがヘルパー トークン SID を取得できるように実装が変更されました。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 7 |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 R2 |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | bits4_0.h |
再頒布可能パッケージ | SP1 を使用した Windows Vista、SP2 を使用した Windows Vista、SP2 を使用した Windows Server 2008 のWindows Management Framework |