IBackgroundCopyJob::SetNoProgressTimeout メソッド (bits.h)
一時的なエラー状態が発生した後に BITS がファイルの転送を試みる時間を設定します。 進行状況がある場合、タイマーはリセットされます。
構文
HRESULT SetNoProgressTimeout(
[in] ULONG Seconds
);
パラメーター
[in] Seconds
最初の一時的なエラーが発生した後に BITS がファイルの転送を試みる時間 (秒単位)。 既定の再試行期間は 1,209,600 秒 (14 日間) です。 再試行を防ぎ、すべてのエラーに対してジョブを強制的にBG_JOB_STATE_ERROR状態にするには、再試行期間を 0 に設定します。 再試行期間の値が JobInactivityTimeout グループ ポリシー値 (既定値は 90 日) を超えた場合、BITS はポリシー値を超えた後にジョブを取り消します。
戻り値
このメソッドは、次の HRESULT 値と他の値を返します。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
再試行期間が正常に設定されました。 |
|
ジョブの状態をBG_JOB_STATE_CANCELLEDまたはBG_JOB_STATE_ACKNOWLEDGEDすることはできません。 |
注釈
再試行期間中に BITS が進行しない場合、ジョブの状態がBG_JOB_STATE_TRANSIENT_ERRORからBG_JOB_STATE_ERRORに移動します。 エラー通知を要求した場合、BITS は JobError コールバックを呼び出します。
メモ システム クロックを変更しても、再試行期間には影響しません。 たとえば、再試行期間が 14 日で期限切れになった場合、システム クロックを 14 日以上前に移動しても、再試行期間が早く期限切れになるわけではありません。再試行期間は 14 日間で期限切れになります。 BITS のシステム クロックの変更を反映するには、コンピューターまたは BITS サービスを再起動する必要があります。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | bits.h |
Library | Bits.lib |
[DLL] | QmgrPrxy.dll |