表示指定子で使用するコンテキスト メニュー
Active Directory 管理 MMC スナップインと Windows 2000 シェルは、Active Directory Domain Services のオブジェクトに対して表示されるコンテキスト メニューに項目を追加するメカニズムを提供します。 コンテキスト メニュー項目を追加するには、コンテキスト メニュー拡張機能と呼ばれる COM インプロセス サーバーを実装します。 アプリケーションや Web ページの URL など、ShellExecute API で開始されたすべてのファイルを呼び出すコンテキスト メニュー項目を追加することもできます。 これは、静的コンテキスト メニュー項目と呼ばれます。
開発者対象ユーザー
このドキュメントでは、C++ を使用した COM 操作とコンポーネント開発について読者が理解していることを前提としています。 現在、Microsoft Visual Basic を使用して Active Directory Domain Services コンテキスト メニュー拡張機能を作成することはできません。
コンテキスト メニュー拡張機能を使用したコンテキスト メニューの拡張
コンテキスト メニュー拡張機能は、特定のインターフェイスを実装し、Active Directory Domain Services に登録される COM インプロセス サーバーです。
コンテキスト メニュー拡張機能を作成してインストールするには
- コンテキスト メニュー拡張機能 DLL を作成します。 コンテキスト メニュー拡張機能は、少なくとも、IShellExtInit を実装し、IContextMenuインターフェイスをする COM インプロセス サーバーです。 詳細については、「コンテキスト メニュー COM オブジェクト の実装」を参照してください。
- コンテキスト メニュー拡張機能が使用されているコンピューターにコンテキスト メニュー シート拡張機能をインストールします。 これを行うには、コンテキスト メニュー拡張機能 DLL 用の Microsoft Windows インストーラー パッケージを作成し、グループ ポリシーを使用してパッケージを適切に展開します。 詳細については、「ユーザ インタフェースコンポーネント の配布」を参照してください。
- コンテキスト メニュー拡張機能を Windows レジストリと Active Directory Domain Services に登録します。 詳細については、「表示指定子 にコンテキスト メニュー COM オブジェクトを登録するを参照してください。
静的コンテキスト メニュー項目を使用したコンテキスト メニューの拡張
静的コンテキスト メニュー項目を使用すると、ShellExecute API で開始されたファイル (アプリケーションや Web ページの URL など) を呼び出すことができます。 これを実現するには、静的コンテキスト メニュー項目がそのクラスのオブジェクトのコンテキスト メニューに追加されるように、特定のオブジェクト クラスの静的コンテキスト メニュー項目を登録する必要があります。 詳細については、「静的コンテキスト メニュー項目登録する」を参照してください。