アクセス制御と書き込み操作
呼び出し元に十分な権限がない場合、プロパティの変更は失敗します。 複数のプロパティをバッチ変更する書き込み操作では、変更されたプロパティの 1 つに対して呼び出し元に必要な権限がない場合、操作全体が失敗します。 たとえば、複数の IADs::P ut 呼び出しを行って、オブジェクトに複数のプロパティを設定できます。 ただし、IADs::SetInfo を呼び出してローカル キャッシュから新しいデータをディレクトリに書き込むと、呼び出し元が変更されたすべてのプロパティへの書き込みアクセス権を持っていない場合、SetInfo は失敗します。 同様に、IDirectoryObject::SetObjectAttributes メソッドは、呼び出し元が設定されているすべてのプロパティにアクセスできない場合、プロパティの設定に失敗します。 そのため、すべての変更が成功することがわかっている場合にのみ、複数の変更操作をバッチ処理する必要があります。 呼び出し元が変更できるディレクトリ オブジェクトの属性を確認するには、オブジェクトの allowedAttributesEffective 属性を読み取ります。
呼び出し元にプロパティを変更するための十分な権限がない場合は、次のリターン コードが返される可能性があります。
E_ADS_PROPERTY_NOT_SET E_ADS_PROPERTY_NOT_MODIFIED