__TimerInstruction を使用したタイマー イベントの作成
タイマー イベントを作成するには、任意の WMI 名前空間で __TimerInstruction クラスから派生したクラスのインスタンスを作成します。 その後、WMI では適切なタイミングでタイマー イベントが生成されます。 コンピューターのダウンタイムが原因でタイマー イベントを見逃した場合、WMI によって、見落とされたイベントが通知されます。 WMI では、下位互換性と、最後に配信されたイベント以降に発生したイベントの数を把握しておく必要があるシナリオで、タイマー イベントがサポートされます。 ただし、ほとんどのタイマー イベントでは、Win32_LocalTime または Win32_UTCTime のイベント フィルターを作成する必要があります。 詳細については、「Win32_LocalTime または Win32_UTCTime を使用したタイマー イベントの作成」を参照してください。
次の手順では、__TimerInstruction を使用してタイマー イベントを作成および受信する方法について説明します。
__TimerInstruction を使用してタイマー イベントを作成して受信するには
__AbsoluteTimerInstruction または __IntervalTimerInstruction クラスのインスタンスを作成します。
__AbsoluteTimerInstruction クラスと __IntervalTimerInstruction クラスは、タイマー イベントの種類を識別する開発者が割り当てた一意の文字列を含む __TimerInstruction クラスから派生します。 __TimerInstruction クラスには、WMI が使用できないときにタイマー イベントが発生した場合に WMI が遅れて通知を送信するかどうかを指定する値も含まれています。
__AbsoluteTimerInstruction を使用して、特定の日付の特定の時刻に発生する絶対タイマー イベントを送信します。 定期的に発生する間隔タイマー イベントを送信するには、__IntervalTimerInstruction を使用します。
__TimerEvent インスタンスを受信するようにアプリケーションを設定します。
イベントを生成するために、WMI では __TimerEvent クラスのインスタンスを作成し、そのインスタンスをコンシューマーに転送します。 __TimerEvent インスタンスには、コンシューマーからのタイマー命令識別子が含まれています。 インスタンスには、WMI がコンシューマーに到達できない間隔で WMI がタイマー イベント通知を送信する回数を指定する値も含まれています。