アーキテクチャ (Text Services Framework)
Text Services Framework には、次の 3 つの主要なコンポーネントが含まれています。
- アプリケーション: アプリケーションの操作には、通常、表示、直接編集、テキストの保存が含まれます。 アプリケーションは、特定のインターフェイスをサポートし、TSF マネージャーが公開するインターフェイスを使用して TSF と通信する COM サーバーを実装することで、テキストへのアクセスを提供します。 このドキュメント全体を通して、用語、アプリケーションは、特に指定がない限り、TSF 対応アプリケーションを指します。
- Text Services: テキスト サービスは、アプリケーションのテキスト プロバイダーとして機能します。 テキスト サービスは、アプリケーションからテキストを取得し、アプリケーションにテキストを書き込むことができます。 テキスト サービスでは、データとプロパティをテキスト ブロックに関連付けることもできます。 テキスト サービスは、TSF に自身を登録する COM インプロセス サーバーとして実装されます。 登録すると、ユーザーは言語バーまたはキーボード ショートカットを使用してテキスト サービスと対話します。 複数のテキスト サービスをインストールできます。
- TSF マネージャー: TSF マネージャーは、アプリケーションと 1 つ以上のテキスト サービスの間のメディエーターとして機能します。 テキスト サービスは、アプリケーションと直接やり取りすることはありません。 すべての通信は TSF マネージャーを通過します。 TSF マネージャーはオペレーティング・システムによって実装されており、置き換えることはできません。 このドキュメント全体を通して、マネージャーという用語は、特に指定がない限り TSF マネージャーを指します。
次の図は、TSF の主要なアーキテクチャ要素を示しています。
テキスト サービス フレームワーク
このアーキテクチャでは、TSF マネージャーはアプリケーションとテキスト サービスの間に抽象化レイヤーを提供します。 この抽象化レイヤーを使用すると、アプリケーションと 1 つ以上のテキスト サービスでテキストを共有でき、TSF マネージャーはテキスト サービスを管理できます。