テキスト アーカイブ ファイル内の ASCII データ
ASCII 文字のみを含むテーブルをテキスト アーカイブ ファイルにエクスポートすると、.idt ファイルは基本的なアーカイブ ファイル形式に準拠します。 テーブルに ASCII 以外の情報が含まれている場合は、コード ページ情報を含むようにアーカイブ ファイルの形式が拡張されます。
ASCII 文字のみを含むテキスト アーカイブ ファイル
ASCII 文字のみを含むテーブルをアーカイブ ファイルにエクスポートすると、.idt ファイルは基本的なアーカイブ ファイル形式になります。 テーブル内の各ストリームは、.ibd ファイル名拡張子を持つファイルとしてエクスポートされます。 .ibd ファイルは、テーブルと同じ名前のフォルダーに格納されます。 たとえば、次の Binary テーブルのエクスポートを考えてみましょう。
名前 | Data |
---|---|
書籍 | Books.ibd |
Cars | Cars.ibd |
このテーブルをエクスポートした後のディレクトリ構造は次のとおりです。 データベース テーブル内の情報は Binary.idt にエクスポートされます。 バイナリ データの 2 つのストリームは、Binary という名前のフォルダーに保存されている Book.ibd と Cars.ibd にエクスポートされます。
Binary.idt
[Binary]
Books.ibd
Cars.ibd
Binary.idt アーカイブ ファイルは基本的なアーカイブ ファイル形式であり、次のようになります。
Name Data
s72 v0
Binary Name
Books Books.ibd
Cars Cars.ibd
ASCII 以外の文字を含むテキスト アーカイブ ファイル
ファイルに ASCII 以外のデータが含まれている場合、.idt ファイルの基本的なアーカイブ ファイル形式が拡張され、コード ページ情報が含まれます。 .idt テーブルの 3 行目は、数値コード ページの後に、タブで区切られたテーブル名と主キー列名が続きます。
Note
ASCII 以外の情報を含む .idt ファイルは、ASCII 形式で保存する必要があります。 たとえば、テキスト アーカイブ ファイルには UTF-8 としてエンコードされた列名とテーブル名を含めることができますが、アーカイブ ファイル自体は ASCII である必要があります。
フランス語にローカライズされた次の ActionText テーブルには、ASCII 以外の情報が含まれます。 フランス語の文字列に使用される数値コード ページは 1252 です。
アクション | 説明 | Template |
---|---|---|
アドバタイズ | Publication d'informations sur l'application |
エクスポートされたアーカイブ ファイル ActionText.idt は次のようになります。
Action Description Template
s72 L0 L0
1252 ActionText Action
Advertise Publication d'informations sur l'application
Note
テキスト アーカイブ ファイルに ASCII 以外のデータが含まれている場合、アーカイブ ファイルにはコード ページ情報が含まれます。 コード ページ情報を含むアーカイブ ファイルは、その正確なコード ページのデータベースまたは言語に依存しないデータベースにのみインポートできます。 言語に依存しないデータベースの場合、コード ページはアーカイブ ファイルのコード ページに設定されます。 Windows インストーラーによるコード ページの処理方法の詳細については、「コード ページの処理 (Windows インストーラー)」セクションを参照してください。