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プロパティのグループに対するアクセス許可の設定

アクセス許可は、プロパティのグループに適用できます。 プロパティセットは、controlAccessRightオブジェクトのrightsGUID属性のGUIDによって識別されます。 このGUIDは、グループ内の各属性のattributeSchemaオブジェクトのattributeSecurityGUID 属性で設定されます。

次の手順では、オブジェクトプロパティのグループに適用されるアクセス許可を設定する方法を示します。

オブジェクトプロパティのグループに適用されるアクセス許可を設定するには

  1. IADsAccessControlEntry.AccessMaskプロパティにADS_RIGHT_DS_READ_PROPADS_RIGHT_DS_WRITE_PROP、またはその両方の値を設定します。
  2. IADsAccessControlEntry.AceTypeプロパティをADS_ACETYPE_ACCESS_ALLOWED_OBJECTまたはADS_ACETYPE_ACCESS_DENIED_OBJECTのいずれかに設定します。
  3. IADsAccessControlEntry.ObjectTypeプロパティにプロパティセットのGUIDを設定します。 これは、プロパティセットを識別するcontrolAccessRightオブジェクトのrightsGUID プロパティです。 このGUIDは、グループ内の各プロパティのattributeSchemaオブジェクトのattributeSecurityGUIDとしても設定されます。
  4. IADsAccessControlEntry.FlagsプロパティをADS_FLAG_OBJECT_TYPE_PRESENTに設定します。

IADsAccessControlEntry.AccessMaskプロパティにADS_RIGHT_DS_CONTROL_ACCESSフラグを設定しないように注意してください。 このフラグは、コントロールアクセス権を指定するためにのみ使用されます。

プロパティセットのアクセス権を設定するために使用できるコード例の詳細については、 プロパティのグループに対するアクセス許可を設定するためのコード例 を参照してください。

ACEの作成の詳細については、 「オブジェクトに対するアクセス権の設定」 を参照してください。

プロパティセットのACEを設定するために使用できるコード例の詳細については、 ディレクトリオブジェクトにACEを設定するためのコード例を参照してください。