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ドメイン コントローラーとレプリケーション管理機能

ドメイン コントローラー (DC) およびレプリケーション管理機能には、DC に関するデータの検索、異なる形式間でのネットワーク オブジェクトの名前の変換、サービス プリンシパル名 (SPN) とディレクトリ サービス エージェント (DSA) の操作、サーバーのレプリケーションの管理を行うツールが用意されています。 次の関数を使用すると、開発者はドメイン コントローラー、レプリケーション、ディレクトリ サービスを操作できます。

これらの関数のほとんどは、ディレクトリ サービスにバインドされたハンドルを必要とします。 DsBind および DsBindWithCred 関数は、特定のドメイン コントローラーとの RPC セッションを開始し、ディレクトリ サービスにハンドルをバインドしてハンドルを返します。 ハンドルが不要になったら、DsUnBind 関数を使用して RPC セッションを終了し、ハンドルのバインドを解除します。

レプリケーションは、移行元サーバーと移行先サーバーの間で行われます。 移行元サーバーはレプリケート先のレプリケーション先サーバーの一覧を保持し、移行先サーバーはレプリケーションを受信するソース サーバーの一覧を保持します。 DsReplicaAdd 関数を使用して移行先サーバー上のソース サーバーの一覧に追加し、DsReplicaDel 関数を使用して、移行先サーバーのソース サーバーの一覧から参照を削除します。 DsReplicaModify 関数を使用して、移行先サーバー上の既存のソース サーバー参照を変更できます。 ソース サーバー上の移行先サーバーの一覧を変更するには、DsReplicaUpdateRefs 関数を使用します。

実際のレプリケーションは、DsReplicaSync および dsReplicaSyncAll関数によって実行されます。 DsReplicaSync 関数は、特定の移行先サーバーを 1 つのソース サーバーと同期します。 DsReplicaSyncAll 関数を使用して、移行先サーバーをサイト内の他のすべてのサーバーと同期します。