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Windows 10 ビルド 10586 の開発者向け新着情報

Windows 10 ビルド 10586 (November Update またはバージョン 1511 とも呼ばれます) では、Visual Studio 2019 や更新された SDK と組み合わせて使うことで、優れたユニバーサル Windows プラットフォーム アプリを作成するためのツール、機能、エクスペリエンスが利用可能になります。 Windows 10 のツールと SDK をインストールすると、新しいユニバーサル Windows アプリを作成したり、Windows の既存のアプリ コードがどのように使えるかを試したりすることができます。

Windows 10 ビルド 10586 - 2015 年 11 月

機能 説明
ユーザーの作業 新しい Windows.UI.StartScreen.JumpList クラスと Windows.UI.StartScreen.JumpListItem クラスを利用すると、アプリでは、アプリで使用するシステム管理ジャンプ リストの種類をプログラムで選択したり、ジャンプ リストへカスタム タスク エントリ ポイントやカスタム グループを追加することができます。
入力 キーボード デリバリー インターセプター。 アプリでショートカット キーやアクセス キー (またはホット キー)、アクセラレータ キー、アプリケーション キーなどの、キーボードからの生の入力のシステム プロセスを上書きしますが、Secure Attention Sequence (SAS) キーの組み合わせは除外します。 Ctrl + Alt + Del と Windows + L を含む Secure Attention Sequence (SAS) キーの組み合わせは引き続きシステムで処理されます。

UWP アプリWindows デスクトップ アプリのポインター入力のチェーンはプロセスを超えて処理されます。 プロセス間の入力チェーンを実現する新しいポインター イベント。

従来のデスクトップ アプリ用のインク プレゼンター。 インク プレゼンター API では、アプリの DirectComposition ビジュアル ツリーに挿入された InkPresenter オブジェクトを通じて、入力、処理、インク入力 (標準と変更) の描画の Microsoft Win32 アプリによる管理を実現しています。
ネットワーク Websocket ユーザー向け: MessageWebSocket.OutputStream.FlushAsyncStreamWebSocket.OutputStream.FlushAsync の実装がすべて完了したので、後は以前に発行された WriteAsync 呼び出しの完了を待ちます。 これにより、FlushAsync 呼び出し時に WebSocket が無効な状態にあると、既存のコードが例外をスローする場合があります。

新しいプロパティ CookieUsageBehavior が既存の Windows.Web.Http.Filters.HttpBaseProtocolFilter クラスに追加されました。 これにより、開発者は、システムによる Cookie の処理方法を制御できるようになります。
ORTC Microsoft Edge に実装された ORTC (Object Real-Time Communications) を使用すると、ネイティブの JavaScript API を使用して、ブラウザー、モバイル デバイス、サーバーの間で直接、Web の音声通話とビデオ通話をリアルタイムで行うことができます。 開発者は ORTC API と、グループ ビデオ通話、サイマルキャスト、スケーラブル ビデオ コーディング (SVC) などのサポートを使用して、Microsoft Edge ブラウザー上に高度なリアルタイム音声/ビデオ コミュニケーション アプリケーションを構築することができるようになりました。 ORTC API を使った Microsoft Edge ブラウザー間の 1 対 1 の音声/ビデオ通話のデモは、テスト ドライブ サイトとデモをご覧ください。
Microsoft Edge F12 開発者ツール Microsoft Edge の F12 開発者ツールでは、UserVoice で最も要望の多かったいくつかの機能を含む、新しい改善点が導入されています。 DOM Explorer、コンソール、デバッガー、ネットワーク、パフォーマンス、メモリ、エミュレーション、そして新しい試験的機能ツールでは、完成間近の強力な新機能を試すことができます。 新しいツールは TypeScript で構築されており、常に実行されているため、再読み込みは必要ありません。 さらに、F12 開発者ツールのドキュメントが Microsoft Edge デベロッパー サイトの一部になり、GitHub でも閲覧できるようになりました。 今後、ドキュメントはみなさんのフィードバックによって進化するだけでなく、ドキュメントの構築そのものに参加してもらえるようになります。 F12 開発者ツールに関する短いビデオによる説明は Channel9 の One Dev Minute をご覧ください。
Windows Hello Windows Hello は Windows システムやデバイスへの顔認証または指紋認証によるログインを実現します。 Providers API は、IHV と OEM によるコンピューター ビジョンの深度、赤外線、色のカラー カメラ (および関連するメタデータ) の UWP への取り込み、カメラによる Windows Hello の顔認証を実現します。 Windows.Devices.Perception 名前空間には、UWP アプリケーションからコンピューター ビジョン カメラの色、深度、赤外線データへのアクセスを実現するクライアント API が含まれています。
新しいゲーム API 新しい Windows.Gaming.UI.GameBar クラスを使うと、ゲーム バーを表示または非表示にした時に通知を受け取ることができます。
Bluetooth API 複数の API が追加、更新され、Bluetooth LE、デバイス列挙、および Bluetooth のその他の機能のサポートが拡張されました。 Windows.Devices.Bluetooth 名前空間をご覧ください。
Smart Card API 複数の SmartCardCryptogram API が Windows.Devices.SmartCards 名前空間に追加され、セキュアな暗号文支払いプロトコルがサポートされるようになりました。 ホスト カード エミュレーションを使って「タップして支払い」をサポートする支払いアプリでは、これらの API を使ってセキュリティとパフォーマンスを強化できます。 アプリでキーを作成して、TPM を使って使用制限のあるトランザクション キーを保護します。 また、NGC (Next Generation Credentials) フレームワークを活用してユーザーの PIN のキーを保護します。 これらの API は暗号文の生成をシステムに委任することでパフォーマンスが向上します。 これにより、他のアプリからのキーと暗号文へのあらゆるアクセスを防止することができます。
Updated Storage API Windows.Storage.DownloadsFolder クラスでは、特定のユーザーのダウンロード フォルダーにファイルを作成したり、フォルダーを作成したりできるようになりました。 Windows.Storage.StorageLibrary クラスでは、特定のユーザー特定のライブラリを取得できるようになりました。
Windows アプリ認定キット Windows アプリ認定キットが更新され、テストも改善されました。 更新のリストについては、Windows アプリ認定キットのページをご覧ください。
デザインに関するダウンロード Adobe Photoshop 用の新しい UWP アプリ デザイン テンプレートをご覧ください。 Microsoft PowerPoint と Adobe Illustrator のテンプレートも更新され、ガイドラインの PDF 版も利用可能になりました。 デザインに関するダウンロードのページをご覧ください