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グラフィックス診断ツール

グラフィックス診断ツールは、オプション機能として Windows 10 内から使用することができます。 グラフィックス診断機能 (ランタイムと Visual Studio で提供) を使用して DirectX アプリまたはゲームを開発するには、オプションのグラフィックス ツール機能を追加します。

  1. [設定]>[システム]>[オプション機能] の順に選択します (Windows 10 22H2 以上のバージョンの場合は、[設定]>[アプリ]>[アプリ & 機能]>[オプション機能])。

  2. [グラフィックス ツール][追加された機能 ] の下に既に表示されている場合は完了です。 それ以外の場合は、[機能の追加] をクリックします。

  3. [グラフィックス ツール ] を検索または選択し、[追加] をクリックします。

グラフィックス診断機能には、DirectX ランタイム、またグラフィックス デバッグ、フレーム分析、GPU 使用率で Direct3D SDK デバッグ デバイス (Direct3D SDK レイヤー経由) を作成する機能が備わっています。

  • グラフィックス デバッグ機能を使うと、アプリによる Direct3D 呼び出しをトレースできます。 これらの呼び出しを再生し、パラメーターを調べることで、また、シェーダーのデバッグや検証を実行したり、グラフィックス アセットを視覚化したりすることでレンダリングの問題を診断することもできます。 Windows PC、シミュレーター、またはデバイスでログを取得して、別のハードウェアで再生できます。
  • Visual Studio のグラフィックス フレーム分析機能は、グラフィックス デバッグ ログに対して実行され、Direct3D 描画呼び出しのベースライン タイミングが収集されます。 また、さまざまなグラフィックス設定を変更して一連の検証を行い、タイミング結果のテーブルが生成されます。 このデータを使うと、アプリのグラフィックス パフォーマンスに関する問題点を把握し、さまざまな検証の結果を確認して、パフォーマンス向上の可能性を探ることができます。
  • Visual Studio の GPU 使用率では、リアルタイムで GPU の使用状況を監視できます。 CPU や GPU で処理されるワークロードのタイミング データを収集して分析することで、ボトルネックがどこにあるかを特定できます。

Visual Studio でのグラフィックス診断の概要