Holographic Remoting を使用した座標系同期の概要
バージョン 2.7.0 以降、Holographic Remoting は座標系の同期をサポートしています。
座標系の同期を使用して、カスタム プレーヤー アプリとカスタム リモート アプリの間で空間データを同期します。 座標系の同期を使用すると、異なるプレーヤーとリモート ランタイム間でも、共通空間内で空間データを表現できます。
座標系の同期の例として、プレーヤー アプリによってレンダリングされたコンテンツと、リモート アプリによってレンダリングされたコンテンツが配置されます。 さらに、座標系の同期により、カスタム リモート アプリは、プレーヤー デバイスからのセンサー データを正しく配置できます。 センサー データは、たとえば HoloLens2ForCV によって取得できます。
一般に、座標系の同期は次の 2 つの部分で構成されます。
- プレーヤー アプリは、座標系を設定して定期的に更新します (今後は、この座標系を "ユーザー座標系" と言います)。
- リモート アプリは、ランタイムに依存する方法でユーザー座標系を取得します。 同期された座標系を使用すると、プレーヤーのアプリとリモート アプリの両方で、空間データを共通の座標系に変換できます。
Note
座標系の同期では、1 つの座標系だけがサポートされます。 複数の座標系からのデータを同期する場合は、データをユーザー座標系に変換できます。