数式入力コントロールの作成
数式入力コントロールを作成するには、次の操作を行う必要があります。
数学入力コントロールのヘッダーとライブラリを含める
次のコードは、数学入力コントロールを使用するコードの先頭に配置する必要があります。
// includes for implementation
#include "micaut.h"
#include "micaut_i.c"
このコードにより、アプリケーションに数学入力コントロールのサポートが追加されます。
コントロール ポインターを宣言し、コントロール ポインターで CoInitialize を呼び出す
コントロールのヘッダーを含めた後は、コントロール ポインターを宣言し、その上で CoInitialize を呼び出して、数式入力コントロール インターフェイスへのハンドルを作成できます。 次のコードは、クラスに配置することも、アプリケーションの実装のグローバル変数として配置することもできます。
CComPtr<IMathInputControl> g_spMIC; // Math Input Control
次のコードは、コントロール ポインターで CoInitialize を呼び出す方法を示しています。
HRESULT hr = CoInitialize(NULL);
hr = g_spMIC.CoCreateInstance(CLSID_MathInputControl);
コントロール ポインターで CoInitialize を呼び出した後、コントロールへの参照があり、コントロールのメソッドにアクセスできます。 たとえば、次の例に示すように、コントロールの拡張セットを有効にすることができます。
hr = g_spMIC->EnableExtendedButtons(VARIANT_TRUE);
コントロールを表示する
コントロールは、作成後に自動的に表示されません。 コントロールを表示するには、前の手順で作成したコントロール参照で Show メソッドを呼び出します。 次のコードは、 Show メソッドを呼び出す方法を示しています。
hr = g_spMIC->Show();
コントロールが表示されると、次の図のようになります。
[やり直し] と [元に戻す] を使用できるように、ボタンの拡張セットを有効にしたことに注意してください。