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GetClipboardData 関数 (winuser.h)

指定した形式でクリップボードからデータを取得します。 クリップボードは以前に開かれている必要があります。

構文

HANDLE GetClipboardData(
  [in] UINT uFormat
);

パラメーター

[in] uFormat

型: UINT

クリップボード形式。 標準のクリップボード形式の説明については、「 標準クリップボード形式」を参照してください。

戻り値

型: HANDLE

関数が成功した場合、戻り値は、指定した形式のクリップボード オブジェクトへのハンドルです。

関数が失敗した場合は、返される値は NULL です。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。

解説

注意 クリップボード データが信頼されていません。 アプリケーションで使用する前に、データを慎重に解析してください。
 
アプリケーションでは、 EnumClipboardFormats 関数を使用して、使用可能な形式を事前に列挙できます。

クリップボードは、 アプリケーションではなく GetClipboardData 関数が返すハンドルを制御します。 アプリケーションはデータを直ちにコピーする必要があります。 アプリケーションはハンドルを解放したり、ロックしたままにしたりしてはなりません。 EmptyClipboard 関数または CloseClipboard 関数が呼び出された後、または SetClipboardData 関数が同じクリップボード形式で呼び出された後に、アプリケーションでハンドルを使用することはできません。

システムは、アプリケーションが GetClipboardData 関数を呼び出すときに、特定のクリップボード形式間で暗黙的なデータ形式変換を実行します。 たとえば、 CF_OEMTEXT 形式がクリップボードにある場合、ウィンドウは CF_TEXT 形式でデータを取得できます。 クリップボードの形式は、要求時に要求された形式に変換されます。 詳細については、「 合成されたクリップボード形式」を参照してください。

例については、「 クリップボードへの情報のコピー」を参照してください。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー winuser.h (Windows.h を含む)
Library User32.lib
[DLL] User32.dll
API セット ext-ms-win-ntuser-misc-l1-2-0 (Windows 8.1で導入)

関連項目

クリップボード

CloseClipboard

概念

EmptyClipboard

EnumClipboardFormats

リファレンス

SetClipboardData