DispatchMessage 関数 (winuser.h)
ウィンドウ プロシージャにメッセージをディスパッチします。 通常、 GetMessage 関数によって取得されたメッセージをディスパッチするために使用されます。
構文
LRESULT DispatchMessage(
[in] const MSG *lpMsg
);
パラメーター
[in] lpMsg
型: const MSG*
メッセージを含む構造体へのポインター。
戻り値
型: LRESULT
戻り値は、ウィンドウ プロシージャによって返される値を指定します。 その意味はディスパッチされるメッセージによって異なりますが、通常、戻り値は無視されます。
注釈
MSG 構造体には、有効なメッセージ値が含まれている必要があります。 lpmsg パラメーターがWM_TIMER メッセージを指していて、WM_TIMER メッセージの lParam パラメーターが NULL でない場合、lParam はウィンドウ プロシージャの代わりに呼び出される関数を指します。
アプリケーションは、入力メッセージの取得とダイアログ ボックスへのディスパッチを担当することに注意してください。 ほとんどのアプリケーションでは、メイン メッセージ ループを使用します。 ただし、ユーザーがキーボードを使用してコントロールに移動したり、コントロールを選択したりできるようにするには、アプリケーションで IsDialogMessage を呼び出す必要があります。 詳細については、「 ダイアログ ボックス キーボード インターフェイス」を参照してください。
例
例については、「 メッセージ ループの作成」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | winuser.h (Windows.h を含む) |
Library | User32.lib |
[DLL] | User32.dll |
API セット | ext-ms-win-ntuser-message-l1-1-0 (Windows 8で導入) |
関連項目
概念
リファレンス