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GetEnhMetaFilePaletteEntries 関数 (wingdi.h)

GetEnhMetaFilePaletteEntries 関数は、指定された拡張メタファイルからオプションのパレット エントリを取得します。

構文

UINT GetEnhMetaFilePaletteEntries(
  [in]  HENHMETAFILE   hemf,
  [in]  UINT           nNumEntries,
  [out] LPPALETTEENTRY lpPaletteEntries
);

パラメーター

[in] hemf

拡張メタファイルへのハンドル。

[in] nNumEntries

オプションのパレットから取得するエントリの数。

[out] lpPaletteEntries

パレットの色を受け取る PALETTEENTRY 構造体の配列へのポインター。 配列には、 cEntries パラメーターで指定されたエントリと同じ数の構造体が含まれている必要があります。

戻り値

配列ポインターが NULL で、拡張メタファイルにオプションのパレットが含まれている場合、戻り値は拡張メタファイルのパレット内のエントリの数になります。配列ポインターが有効なポインターであり、拡張メタファイルにオプションのパレットが含まれている場合、戻り値はコピーされたエントリの数になります。メタファイルにオプションのパレットが含まれていない場合、戻り値は 0 になります。 それ以外の場合、戻り値はGDI_ERROR。

解説

アプリケーションは、図を作成してメタファイルに格納する前に CreatePalette 関数と SetPaletteEntries 関数を呼び出すことによって、拡張メタファイルにオプションのパレットを格納できます。 これにより、さまざまなデバイスに画像を表示するときに、アプリケーションで一貫した色を実現できます。

拡張メタファイルに格納されている画像を表示するアプリケーションは 、GetEnhMetaFilePaletteEntries 関数を呼び出して、オプションのパレットが存在するかどうかを判断できます。 その場合、アプリケーションは GetEnhMetaFilePaletteEntries 関数を 2 回目に呼び出してパレット エントリを取得し、( CreatePalette 関数を使用して) 論理パレットを作成し、( SelectPalette 関数を使用して) デバイス コンテキストに選択し、( RealizePalette 関数を使用して) 実現できます。 論理パレットが実現されると、 PlayEnhMetaFile 関数を呼び出すと、元の色を使用して画像が表示されます。

要件

   
サポートされている最小のクライアント Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー wingdi.h (Windows.h を含む)
Library Gdi32.lib
[DLL] Gdi32.dll

関連項目

CreatePalette

メタファイル関数

メタファイルの概要

PALETTEENTRY

PlayEnhMetaFile

RealizePalette

SelectPalette