PIBIO_ENGINE_NOTIFY_POWER_CHANGE_FN コールバック関数 (winbio_adapter.h)
コンピューターが低電力状態に入る準備ができた場合、またはコンピューターが低電力状態から起動されたときに、Windows 生体認証フレームワークによって呼び出されます。 この関数の目的は、アダプターがコンピューターの電源状態の遷移に応答できるようにすることです。
構文
PIBIO_ENGINE_NOTIFY_POWER_CHANGE_FN PibioEngineNotifyPowerChangeFn;
HRESULT PibioEngineNotifyPowerChangeFn(
[in, out] PWINBIO_PIPELINE Pipeline,
[in] ULONG PowerEventType
)
{...}
パラメーター
[in, out] Pipeline
操作を実行する生体認証ユニットに関連付けられている WINBIO_PIPELINE 構造体へのポインター。
[in] PowerEventType
変更の性質を示します。 次のいずれかの値を指定できます。
- PBT_APMSUSPEND
システムが低電力状態に入ります。
- PBT_APMRESUMEAUTOMATIC
システムは低電力状態から戻ります。
- PBT_APMPOWERSTATUSCHANGE
システムの電源の状態が変化しています (たとえば、システムがバッテリから回線の電源に切り替わったり、バッテリが不足しています)。
戻り値
関数が成功した場合は、S_OK を返します。 関数が失敗した場合は、エラーを示す HRESULT 値を返します。 有効な値を次の表に示しますが、これ以外にもあります。 一般的なエラー コードの一覧については、「 共通の HRESULT 値」を参照してください。
注釈
PBT_APMPOWERSTATUSCHANGE イベントを受信すると、アダプターは Microsoft Win32GetSystemPowerStatus API を呼び出して新しい電源状態を判断する必要があります。
生体認証フレームワークは、任意のスレッドのコンテキストで、このアダプター エントリ ポイントを非同期的に呼び出します。 アダプターは、この呼び出しの処理を他の作業と同期する必要があります。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 8 [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2012 [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | winbio_adapter.h |