ITextRange::MoveEnd メソッド (tom.h)
範囲の終了位置を移動します。
構文
HRESULT MoveEnd(
long Unit,
long Count,
long *pDelta
);
パラメーター
Unit
型: long
範囲の末尾を移動する単位。 既定値は tomCharacter です。 その他の単位値の一覧については、「 ITextRange」を参照してください。
Count
型: long
過去に移動する単位数。 既定値は 1 です。 Count が 0 より大きい場合、モーションはストーリーの末尾に向かって進み、Count が 0 未満の場合、モーションは先頭に向かって後方になります。 Count が 0 の場合、終了位置は変更されません。
pDelta
型: long*
範囲の終了位置が過去に移動した実際の単位数。 値は null でもかまいません。
戻り値
型: HRESULT
メソッドは HRESULT 値を返します。 メソッドが成功すると、 S_OKが返されます。 メソッドが失敗した場合は、次のいずれかのエラー コードが返されます。 COM エラー コードの詳細については、「COM でのエラー処理」を参照してください。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
ユニットはサポートされていません。 |
|
何らかの理由でエラーが発生しました。 |
注釈
新しい終了位置が古い開始位置の前にある場合、新しい開始位置は新しい終了位置と等しく設定されます。つまり、縮退範囲または挿入ポイントになります。
ITextRange::MoveEnd によって記述されるモーションは、幾何学的ではなく論理的です。 つまり、モーションは、ストーリーの末尾または開始に向かって行います。 言語によっては、ストーリーの最後に移動すると、左に移動したり、右に移動したりする場合があります。
詳細については、「 ITextRange 」および「 ITextRange::Move」を参照してください。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 (デスクトップ アプリのみ) |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | tom.h |
[DLL] | Msftedit.dll |
関連項目
概念
リファレンス