次の方法で共有


IEnumIDList インターフェイス (shobjidl_core.h)

シェル フォルダー内のアイテムのアイテム識別子リスト (PIDL) へのポインターを列挙するために使用される標準のメソッド セットを公開します。 フォルダーの IShellFolder::EnumObjects メソッドが呼び出されると、列挙オブジェクトが作成され、オブジェクトの IEnumIDList インターフェイスへのポインターが呼び出し元のアプリケーションに渡されます。

継承

IEnumIDList インターフェイスは、IUnknown インターフェイスから継承されます。 IEnumIDList には、次の種類のメンバーもあります。

メソッド

IEnumIDList インターフェイスには、これらのメソッドがあります。

 
IEnumIDList::Clone

現在のアイテムと同じ内容と状態を持つ新しい項目列挙オブジェクトを作成します。 (IEnumIDList.Clone)
IEnumIDList::Next

列挙シーケンス内の指定した数の項目識別子を取得し、取得した項目の数だけ現在の位置を進めます。
IEnumIDList::Reset

列挙シーケンスの先頭に戻ります。
IEnumIDList::Skip

列挙シーケンス内の指定された数の要素をスキップします。

注釈

すべてのシェル フォルダー オブジェクトは、IEnumIDList をエクスポートする列挙オブジェクトを作成することで、IShellFolder::EnumObjects メソッドの呼び出しに応答できる必要があります。 特にシェルは、これらのオブジェクトを使用してフォルダー内のアイテムを列挙します。

シェル フォルダー オブジェクトの内容を列挙するには、このインターフェイスを使用します。 フォルダーの IShellFolder::EnumObjects メソッドを呼び出し、返された IEnumIDList ポインターを使用して、フォルダー内のアイテムの PIDL を列挙します。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP (デスクトップ アプリのみ)
サポートされている最小のサーバー Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー shobjidl_core.h (Shobjidl.h を含む)