次の方法で共有


InitializeSid 関数 (securitybaseapi.h)

InitializeSid 関数は、セキュリティ識別子 (SID) を初期化します。

構文

BOOL InitializeSid(
  [out] PSID                      Sid,
  [in]  PSID_IDENTIFIER_AUTHORITY pIdentifierAuthority,
  [in]  BYTE                      nSubAuthorityCount
);

パラメーター

[out] Sid

初期化する SID 構造体へのポインター。

[in] pIdentifierAuthority

SID 構造体で設定するSID_IDENTIFIER_AUTHORITY構造体へのポインター。

[in] nSubAuthorityCount

SID で設定するサブ認証の数を指定 します。 サブ認証の値は、次の「解説」セクションで説明するように個別に設定する必要があります。

戻り値

関数が成功すると、戻り値は 0 以外になります。

関数が失敗した場合は、0 を返します。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。

解説

InitializeSid 関数は SID のサブ認証の数を設定しますが、サブ認証値は設定しません。 これは、 GetSidSubAuthority などの関数を使用して、個別に行う必要があります。

アプリケーションは AllocateAndInitializeSid 関数を使用して SID を初期化し、そのサブ認証値を設定できます。

この関数では、32 ビット RID 値が使用されます。 より大きな RID 値を必要とするアプリケーションの場合は、 CreateWellKnownSid を使用します

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows XP [デスクトップ アプリ | UWP アプリ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー securitybaseapi.h (Windows.h を含む)
Library Advapi32.lib
[DLL] Advapi32.dll

こちらもご覧ください

アクセス制御の概要

AllocateAndInitializeSid

基本的なAccess Control関数

CreateWellKnownSid

GetLengthSid

GetSidIdentifierAuthority

GetSidLengthRequired

GetSidSubAuthority

GetSidSubAuthorityCount

IsValidSid

SID

SID_IDENTIFIER_AUTHORITY