PeerIdentityImport 関数 (p2p.h)
PeerIdentityImport 関数は、1 つのピア ID をインポートします。 ピア ID がコンピューターに存在する場合は、 PEER_E_ALREADY_EXISTS が返されます。
構文
NOT_BUILD_WINDOWS_DEPRECATE HRESULT PeerIdentityImport(
[in] PCWSTR pwzImportXML,
[in] PCWSTR pwzPassword,
[out] PWSTR *ppwzIdentity
);
パラメーター
[in] pwzImportXML
インポートする XML 形式のピア ID へのポインター。 PeerIdentityExport によって返されます。 このバイナリ データは、エクスポートされたデータとバイト単位で一致する必要があります。 XML は、余分な文字を含まない有効な XML のままである必要があります。
[in] pwzPassword
ピア ID の暗号化解除に使用するパスワードを指定します。 パスワードは、 PeerIdentityExport に指定されたパスワードと同じである必要があります。 このパラメーターを NULL にすることはできません。
[out] ppwzIdentity
インポートされるピア ID を表す文字列へのポインター。 インポート操作が成功した場合、アプリケーションは PeerFreeData を呼び出して ppwzIdentity を解放する必要があります。
戻り値
関数呼び出しが成功した場合、戻り値は S_OK。 それ以外の場合は、次のいずれかの値を返します。
リターン コード | 説明 |
---|---|
|
パラメーターの 1 つが無効であるか、 ppwzImportXML の XML データが改ざんされています。 |
|
指定した操作を実行するのに十分なメモリがありません。 |
|
ピア ID は、このコンピューターに既に存在します。 |
|
ピア ID またはピア グループ キーへのアクセスは拒否されます。 通常、これは、ユーザーまたはコンピューター キーを含むフォルダーに対して正しくないアクセス制御リスト (ACL) が原因で発生します。 これは、ACL が手動でリセットされた場合に発生する可能性があります。 |
注釈
PeerIdentityImport で使用される XML フラグメントは次のとおりです。
<PEERIDENTITYEXPORT VERSION="1.0">
<IDENTITY>
<!-- UTF-8 encoded peer name of the identity -->
</IDENTITY>
<IDENTITYDATA xmlns:dt="urn:schemas-microsoft-com:datatypes" dt:dt="bin.base64">
<!-- base64 encoded / PFX encoded and encrypted IDC with the private key -->
</IDENTTYDATA>
</PEERIDENTITYEXPORT>
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows XP と SP2 [デスクトップ アプリのみ]、Windows XP 用高度なネットワーク パックを備えた SP1 の Windows XP |
サポートされている最小のサーバー | サポートなし |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | p2p.h |
Library | P2P.lib |
[DLL] | P2P.dll |