MMC_TASK 構造体 (mmc.h)

[アーティクル]
02/29/2024

MMC_TASK構造は MMC 1.1 で導入されています。

MMC_TASK構造体は IEnumTASK::Next メソッドによって入力され、タスクパッドで個々のタスクを設定するために必要なすべてのデータを指定します。

構文

typedef struct _MMC_TASK {
  MMC_TASK_DISPLAY_OBJECT sDisplayObject;
  LPOLESTR                szText;
  LPOLESTR                szHelpString;
  MMC_ACTION_TYPE         eActionType;
  union {
    LONG_PTR nCommandID;
    LPOLESTR szActionURL;
    LPOLESTR szScript;
  };
} MMC_TASK;

メンバー

sDisplayObject

MMC_TASK_DISPLAY_OBJECTpszGroup で指定されたタスクパッドでタスクのイメージとして表示するイメージを指定するために、スナップインが入力する必要がある構造です。

szText

マウスオーバー画像の右側に直接配置されたテキストを含む null で終わる文字列へのポインター。このテキストは、タスクのラベルとして機能します。このテキストは、"新しいユーザーの追加" などの命令型のアクションである必要があります。

szHelpString

ユーザーがマウスの上にある画像またはタスクのラベルテキストの上にマウスを移動したときに、右上隅に配置された説明テキストを含む null で終わる文字列へのポインター。このテキストは、"新しいアカウントを作成し、メールボックスを作成し、ユーザーがネットワークにアクセスする必要があるすべてのものを設定する" などのタスクの説明として機能します。

eActionType

ユーザーがタスクパッド上のタスクをクリックしたときにトリガーされるアクションの種類を指定するMMC_ACTION_TYPE型の値。

アクションには次の 3 種類があります。

MMC_ACTION_ID

ユーザーがタスクをクリックすると、MMC は IExtendTaskPad::TaskNotify を呼び出し、 nCommandID メンバーで指定されたコマンド ID を返します。この値を指定する場合は、 nCommandID メンバーが必要です。

MMC_ACTION_LINK

ユーザーがタスクをクリックすると、MMC は szActionURL で指定されたリンクをアクティブにします。この値を指定する場合は、 szActionURL メンバーが必要です。

MMC_ACTION_SCRIPT

ユーザーがタスクをクリックすると、MMC はタスクパッド DHTML ページの window.execScript メソッドを使用して szScript に含まれるスクリプトを実行します。この値を指定する場合は、 zScript メンバーが必要です。

nCommandID

eActionType がMMC_ACTION_ID場合にのみ使用されます。

ユーザーがタスクをクリックしたときにスナップインに返されるコマンド ID を示す値です。

MMC は IExtendTaskPad::TaskNotify を呼び出すと、 arg パラメーターに、タスクパッドでクリックされたタスクのコマンド ID を含む VARIANT 構造体を渡します。 vt フィールドがVT_I4され、lVal フィールドにコマンド ID が含まれています。

szActionURL

eActionType がMMC_ACTION_LINKされている場合にのみ使用 されます。

[out]タスクがリンクする URL を含む null で終わる文字列へのポインター。 URL は完全修飾である必要があります。文字列には、URL の代わりにスクリプトを含めることもできます。

szScript

eActionType がMMC_ACTION_SCRIPTされている場合にのみ使用されます。

[out]タスクパッド DHTML ページで window.execScript メソッドを使用して実行するスクリプトを含む null で終わる文字列へのポインター。スクリプト言語を指定するには、スクリプト言語で文字列を開始します。

"VBSCRIPT:"
"JSCRIPT:"
"JAVASCRIPT:"

スクリプト言語が指定されていない場合、既定の言語は JavaScript です。

注釈

構造体で使用される szText、 szHelpString、 szActionURL、 および szScript 文字列を COM API 関数 CoTaskMemAlloc (または同等のもの) と共に割り当て、MMC によって解放されます。

また、CoTaskMemAlloc (またはそれに相当する) を使用して sDisplayObject メンバーで指定されたMMC_TASK_DISPLAY_BITMAPまたはMMC_TASK_DISPLAY_SYMBOL構造体に文字列を割り当てる必要があり、MMC はそれらを解放します。

要件

要件	値
サポートされている最小のクライアント	Windows Vista
サポートされている最小のサーバー	Windows Server 2008
Header	mmc.h