NET_ADDRESS_INFO構造体 (iphlpapi.h)
NET_ADDRESS_INFO構造体には、ParseNetworkString 関数によって返される IP アドレス情報が含まれています。
構文
typedef struct NET_ADDRESS_INFO_ {
NET_ADDRESS_FORMAT Format;
union {
struct {
WCHAR Address[DNS_MAX_NAME_BUFFER_LENGTH];
WCHAR Port[6];
} NamedAddress;
SOCKADDR_IN Ipv4Address;
SOCKADDR_IN6 Ipv6Address;
SOCKADDR IpAddress;
};
} NET_ADDRESS_INFO, *PNET_ADDRESS_INFO;
メンバー
Format
種類: NET_ADDRESS_FORMAT
この構造体の共用体内のネットワーク アドレスの形式。 このメンバーは、Iphlpapi.h ヘッダー ファイルで宣言されたNET_ADDRESS_FORMAT列挙からの列挙値です。
NamedAddress
アドレスとポートという名前の DNS。
NamedAddress.Address[DNS_MAX_NAME_BUFFER_LENGTH]
種類: WCHAR[DNS_MAX_NAME_BUFFER_LENGTH]NULL で終わるワイド文字列として書式設定された DNS 名。 この文字列の最大長は、Windns.h ヘッダー ファイルで定義されているDNS_MAX_NAME_BUFFER_LENGTH定数です。
NamedAddress.Port[6]
種類: WCHAR[6]NULL で終わるワイド文字列として書式設定されたネットワーク ポート。
Ipv4Address
種類: SOCKADDR_IN
SOCKADDR_IN構造として表される IPv4 アドレス。
Ipv6Address
種類: SOCKADDR_IN6
SOCKADDR_IN6構造として表される IPv6 アドレス。
IpAddress
種類: SOCKADDR
SOCKADDR 構造体として表される IPv4 または IPv6 アドレス。
解説
NET_ADDRESS_INFO構造は、Windows Vista 以降で定義されています。
NET_ADDRESS_INFO構造体は ParseNetworkString 関数によって返されます。
NET_ADDRESS_INFO構造体では、 SOCKADDR_IN、SOCKADDR_IN6、SOCKADDR の各 構造体が使用されます。 SOCKADDR_INおよび SOCKADDR 構造体は 、Winsock2.h ヘッダー ファイルによって自動的に含まれる Ws2def.h ヘッダー ファイルで定義されます。 SOCKADDR_IN6構造体は 、Ws2tcpip.h ヘッダー ファイルによって自動的に含まれる Ws2ipdef.h ヘッダー ファイルで定義されます。 NET_ADDRESS_INFO構造体を使用するには、Iphlpapi.h ヘッダー ファイルの前に Winsock2.h ヘッダー ファイルと Ws2tcpip.h ヘッダー ファイルを含める必要があります。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ] |
Header | iphlpapi.h |