WTSQueryUserToken 関数 (wtsapi32.h)
セッション ID で指定されたログオン ユーザーのプライマリ アクセス トークンを取得します。 この関数を正常に呼び出すには、呼び出し元のアプリケーションが LocalSystem アカウント のコンテキスト内で実行されており、 SE_TCB_NAME 特権を持っている必要があります。
構文
BOOL WTSQueryUserToken(
[in] ULONG SessionId,
[out] PHANDLE phToken
);
パラメーター
[in] SessionId
リモート デスクトップ サービスのセッション識別子。 サービスのコンテキストで実行されているプログラムには、セッション識別子が 0 (0) になります。 WTSEnumerateSessions 関数を使用して、指定された RD セッション ホスト サーバー上のすべてのセッションの識別子を取得できます。
別のユーザーのセッションの情報を照会できるようにするには、クエリ情報アクセス許可が必要です。 詳細については、「 リモート デスクトップ サービスのアクセス許可」を参照してください。 セッションのアクセス許可を変更するには、リモート デスクトップ サービス構成管理ツールを使用します。
[out] phToken
関数が成功した場合は、ログオンしているユーザーのトークン ハンドルへのポインターを受け取ります。 このハンドルを閉じるには、 CloseHandle 関数を呼び出す必要があることに注意してください。
戻り値
関数が成功した場合、戻り値は 0 以外の値になり、 phToken パラメーターはユーザーのプライマリ トークンを指します。
関数が失敗した場合は、0 を返します。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。
解説
プライマリ トークンの詳細については、「 アクセス トークン」を参照してください。 アカウント特権の詳細については、「 リモート デスクトップ サービスのアクセス許可 と 承認定数」を参照してください。
その アカウントに 関連付けられている特権の詳細については、「LocalSystem アカウント」を参照してください。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | wtsapi32.h |
Library | Wtsapi32.lib |
[DLL] | Wtsapi32.dll |
API セット | ext-ms-win-session-wtsapi32-l1-1-0 (Windows 8 で導入) |