ConvertThreadToFiberEx 関数 (winbase.h)
現在のスレッドをファイバーに変換します。 他のファイバーをスケジュールする前に、スレッドをファイバーに変換する必要があります。
構文
LPVOID ConvertThreadToFiberEx(
[in, optional] LPVOID lpParameter,
[in] DWORD dwFlags
);
パラメーター
[in, optional] lpParameter
ファイバーに渡される変数へのポインター。 ファイバーは 、GetFiberData マクロを使用してこのデータを取得できます。
[in] dwFlags
このパラメーターが 0 の場合、x86 システムの浮動小数点状態は切り替えされず、ファイバーで浮動小数点演算を使用するとデータが破損する可能性があります。 このパラメータがFIBER_FLAG_FLOAT_SWITCHの場合、ファイバの浮動小数点状態が切り替わります。
戻り値
関数が成功した場合、戻り値はファイバーのアドレスです。
関数が失敗した場合は、返される値は NULL です。 詳細なエラー情報を得るには、GetLastError を呼び出します。
解説
他の繊維を実行できるのは繊維だけです。 スレッドでファイバーを実行する必要がある場合は、 ConvertTheadToFiber または ConvertThreadToFiberEx を呼び出して、ファイバー状態情報を保存する領域を作成する必要があります。 スレッドが現在のファイバーになりました。 このファイバーの状態情報には、 lpParameter で指定されたファイバー データが含まれます。
この関数を使用するアプリケーションをコンパイルするには、_WIN32_WINNTを 0x0400 以降として定義します。 詳細については、「 Windows ヘッダーの使用」を参照してください。
要件
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2003 [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | winbase.h (Windows.h を含む) |
Library | Kernel32.lib |
[DLL] | Kernel32.dll |