WerRegisterMemoryBlock 関数 (werapi.h)
Windows エラー報告 (WER) によってエラー レポートが作成されたときに収集されるメモリ ブロックを登録します。
構文
HRESULT WerRegisterMemoryBlock(
[in] PVOID pvAddress,
[in] DWORD dwSize
);
パラメーター
[in] pvAddress
メモリ ブロックの開始アドレス。
[in] dwSize
メモリ ブロックのサイズ (バイト単位)。 このパラメーターの最大値はWER_MAX_MEM_BLOCK_SIZE バイトです。
戻り値
この関数は、成功した 場合はS_OK を返し、失敗した場合は次のエラー コードを含むエラー コードを返します。
リターン コード | 説明 |
---|---|
WER_E_INVALID_STATE | プロセスの状態が無効です。 たとえば、プロセスはアプリケーション回復モードです。 |
HRESULT_FROM_WIN32(ERROR_INSUFFICIENT_BUFFER) | 登録されているメモリ ブロックとファイルの数が制限を超えています。 |
注釈
この関数に登録されているメモリは、ヒープまたはより大きなダンプ ファイルにのみ追加されます。 このメモリは、ミニ ダンプまたは小さいダンプ ファイルに追加されることはありません。
クラッシュと応答がない場合、オペレーティング システムは自動的にエラー報告を提供します (アプリケーションでエラー報告コードを提供する必要はありません)。 この関数を使用してメモリ ブロックを登録すると、オペレーティング システムはクラッシュ時または非応答時にメモリ ブロック情報をダンプ ファイルに追加します。 メモリ ブロックは、サーバーから追加のデータが要求された場合にのみ、レポートのダンプ ファイルに追加されます。
汎用イベント レポートの場合、アプリケーションは WER 汎用イベント レポート関数を直接呼び出す必要があります。 汎用レポートにメモリ ブロックを追加するには、 WerReportAddDump 関数を呼び出し、 WerReportSubmit 関数を呼び出して、WER_SUBMIT_ADD_REGISTERED_DATA フラグを指定します。
このリストからブロックを削除するには、 WerUnregisterMemoryBlock 関数を呼び出します。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows Vista [デスクトップ アプリのみ | UWP アプリ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows Server 2008 [デスクトップ アプリ | UWP アプリ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | werapi.h |
Library | Kernel32.lib |
[DLL] | Kernel32.dll |