TTDeleteEmbeddedFont 関数 (t2embapi.h)
埋め込みフォント hFontReference によって使用されるメモリを解放します。
既定では、 TTDeleteEmbeddedFont は、インストールされているバージョンのフォントもユーザーのシステムから削除します。 インストール可能なフォントが読み込まれた場合でも、埋め込みフォント構造で使用されるメモリを解放するには、この関数を呼び出す必要がありますが、フォントをシステムにインストールしたままにする必要があることを示すフラグを指定できます。
構文
LONG TTDeleteEmbeddedFont(
[in] HANDLE hFontReference,
[in] ULONG ulFlags,
[out] ULONG *pulStatus
);
パラメーター
[in] hFontReference
TTLoadEmbeddedFont 関数で提供されているように、フォントの識別を処理します。
[in] ulFlags
フォント削除オプションを指定するフラグ。 現在、このフラグは 0 または次の値に設定できます。
値 | 意味 |
---|---|
|
インストールされているフォントをシステムから削除せず、埋め込みフォント構造によって以前に占有されていたメモリを解放します。 |
[out] pulStatus
現在未定義です。
戻り値
成功した場合、 TTDeleteEmbeddedFont は E_NONE の値を返します。
埋め込みフォント構造によって占有されているメモリがクリアされます。 既定では、 hFontReference によって示されるフォントも、システムから完全に削除 (アンインストールおよび削除) されます。
それ以外の場合は、「 埋め込み関数のエラー メッセージ」で説明されているエラー コードを返します。
注釈
埋め込み特権でユーザーのシステムにフォントを永続的にインストールできない場合、クライアントはこの関数を呼び出してフォントを削除する役割を担います。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | t2embapi.h |
Library | T2embed.lib |
[DLL] | T2embed.dll |