次の方法で共有


SHAddDefaultPropertiesByExt 関数 (shobjidl.h)

指定したファイル拡張子に登録されているプロパティ ストアに既定のプロパティを追加します。

構文

SHSTDAPI SHAddDefaultPropertiesByExt(
  [in] PCWSTR         pszExt,
  [in] IPropertyStore *pPropStore
);

パラメーター

[in] pszExt

種類: PCWSTR

拡張子を指定する null で終わる Unicode 文字列へのポインター。

[in] pPropStore

種類: IPropertyStore*

追加する既定のプロパティを定義する IPropertyStore インターフェイスへのポインター。

戻り値

種類: HRESULT

この関数が成功すると、 S_OKが返されます。 そうでない場合は、HRESULT エラー コードを返します。

注釈

既定値の設定に使用されるプロパティの一覧は、指定したファイル拡張子のファイル関連付けの ProgID のレジストリ値から SetDefaultsFor 取得されます。 リストの先頭には "prop:" が付き、既定値を設定するプロパティの正規名が含まれています(例: "prop:System.Author;System.Document.DateCreated)。 このリストで使用できるプロパティは、 System.AuthorSystem.Document.DateCreatedSystem.Photo.DateTaken です。 SetDefaultsFor ProgID に値が存在しない場合、この関数は HKEY_CLASSES_ROOT* の値で見つかった既定値をSetDefaultsFor使用します。

System.Author には、アクションを実行したユーザーの値があります。 System.Document.DateCreatedSystem.Photo.DateTaken は 現在の日付を使用します。 これら 3 つのプロパティは、システムが特別な既定値を提供する唯一のプロパティです。

プロパティにはいくつかの種類があることに注意してください。

  1. ファイル システムから派生するプロパティ (作成されたサイズや日付など)
  2. ファイルから派生するプロパティ (ディメンションやページ数など)
  3. ファイルに配置されるプロパティ (作成者、タグなど)
新しいファイルを作成する場合は、ファイルを作成するだけで 1 と 2 つの型が提供されます。 ただし、3 型のプロパティは、プログラムによって明示的に設定する必要があります。 システムは SHAddDefaultPropertiesByExt を提供し、型 3 の最大 3 つの特定のプロパティの値を提供します。 Windows エクスプローラーでは、初めてファイルを保存するとき、またはショートカット メニューから [新規作成] を選択した後に新しいファイルを作成するときに、この API を使用することがあります。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows Vista [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2008 [デスクトップ アプリのみ]
対象プラットフォーム Windows
ヘッダー shobjidl.h
[DLL] Shell32.dll