RASDIALFUNC コールバック関数 (ras.h)
RasDialFunc コールバック関数は、RAS 接続プロセス中に状態の変更が発生すると、RasDial 関数によって呼び出されます。
構文
RASDIALFUNC Rasdialfunc;
void Rasdialfunc(
UINT unnamedParam1,
tagRASCONNSTATE unnamedParam2,
DWORD unnamedParam3
)
{...}
パラメーター
unnamedParam1
unnamedParam2
unnamedParam3
戻り値
なし
解説
RasDial 接続操作は、RasDialFunc コールバック関数の呼び出し中に中断されます。 そのため、 RasDialFunc 実装は通常、できるだけ早くを返す必要があります。 この規則には 2 つの例外があります。 モデムなどの非同期 (低速) デバイスには、多くの場合、タイムアウト期間がミリ秒ではなく秒単位で測定されます。 通常、RasDialFunc 関数からの低速な戻り値は問題ではありません。 dwError が 0 以外の場合、エラーが発生したことを示すプロンプトの戻り要件も適用されません。 たとえば、エラー ダイアログ ボックスを表示し、ユーザー入力を待つのは安全です。
RasDialFunc の実装は、プラットフォームによって異なる可能性があるため、特定の RASCONNSTATE 接続状態の順序や発生に依存しないでください。
RasDialFunc コールバック関数内から RasDial 関数を呼び出さないでください。 コールバック関数内から RasGetConnectStatus、 RasEnumEntries、 RasEnumConnections、 RasGetErrorString、 および RasHangUp 関数を呼び出します。 たとえば、コールバック関数内から RasGetConnectStatus を 呼び出すと、接続しているデバイスの名前と種類を判断するのに役立ちます。
要件
要件 | 値 |
---|---|
サポートされている最小のクライアント | Windows 2000 Professional [デスクトップ アプリのみ] |
サポートされている最小のサーバー | Windows 2000 Server [デスクトップ アプリのみ] |
対象プラットフォーム | Windows |
ヘッダー | ras.h |