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RIO_BUF 構造体 (mswsockdef.h)

RIO_BUF構造体は、Winsock 登録済み I/O 拡張機能を使用してネットワーク データを送受信するために使用される登録済みバッファーの一部を指定します。

構文

typedef struct _RIO_BUF {
  RIO_BUFFERID BufferId;
  ULONG        Offset;
  ULONG        Length;
} RIO_BUF, *PRIO_BUF;

メンバー

BufferId

送受信要求で使用される Winsock 登録済み I/O バッファーの登録済みバッファー記述子。

Offset

BufferId メンバーによって指定されたバッファーへのオフセット (バイト単位)。 0 の Offset 値はバッファーの先頭を指します

Length

Offset メンバーから使用するバッファーの長さ (バイト単位)。

注釈

Winsock 登録済み I/O 拡張機能は、多くの場合、登録されたバッファーの一部 (バッファー スライスと呼ばれることもあります) で動作します。 RIO_BUF構造は、ネットワーク データの送受信に少量の登録済みメモリを使用する必要があるアプリケーションによって使用されます。 アプリケーションでは、多くの場合、1 つの大きなバッファーを登録し、必要に応じてバッファーの小さなチャンクを使用することで、パフォーマンスを向上させることができます。 RIO_BUF構造体は、単一のバッファー登録に含まれるメモリの連続したセグメントを記述できます。

RIO_BUF構造体へのポインターは、ネットワーク データを送受信するために、RIOSendRIOSendExRIOReceiveRIOReceiveEx 関数に pData パラメーターとして渡されます。

アプリケーションでは、 RIORegisterBuffer 関数を使用して登録された元のバッファーより大きい値を持つバッファー スライスを使用するだけで、登録されたバッファーのサイズを変更することはできません。

RIO_BUF構造体は、Mswsockdef.h ヘッダー ファイルに自動的に含まれる Mswsockdef.h ヘッダー ファイルで定義されます。 Mswsockdef.h ヘッダー ファイルを直接使用しないでください。

要件

要件
サポートされている最小のクライアント Windows 8 [デスクトップ アプリのみ]
サポートされている最小のサーバー Windows Server 2012 [デスクトップ アプリのみ]
Header mswsockdef.h (Mswsock.h を含む)

こちらもご覧ください

RIODeregisterBuffer

RIOReceive

RIOReceiveEx

RIORegisterBuffer

RIOSend

RIOSendEx

RIO_BUFFERID