VARIANT 構造体
Microsoft Active Accessibility 関数と IAccessible プロパティとメソッドのほとんどは、パラメーターとして VARIANT 構造体を受け取ります。 基本的に、VARIANT 構造体は、多くの種類のデータを含む大規模な共用体のコンテナーです。
構造体の最初のメンバー (vt ) の値は、どの共用体メンバーが有効であるかを示します。 VARIANT 構造体ではさまざまなデータ型がサポートされていますが、Microsoft Active Accessibility では次の型のみが使用されます。
vt 値 | 対応する値メンバー名 |
---|---|
VT_I4 | lVal |
VT_DISPATCH | pdispVal |
VT_BSTR | bstrVal |
VT_EMPTY | 何一つ |
VARIANT 構造体で情報を受け取ったら、vt メンバーを調べて、有効なデータが含まれているメンバーを調べてください。 同様に、VARIANT 構造体を使用して情報を送信する場合は、常に vt 設定して、情報を含む共用体メンバーを反映させます。
構造体を使用する前に、VariantInit Component Object Model (COM) 関数を呼び出して初期化します。 構造体が完成したら、VariantClearを呼び出して、VARIANT を含むメモリ解放する前に、構造体をクリアします。