フック関数の登録
クライアント アプリケーションは、 WinEventProc コールバック関数で WinEvents を 受け取ります。 コールバック関数によって実行されるアクションはアプリケーションによって定義されますが、構文はプロトタイプで指定されているとおりである必要があります。
イベントを受信する前に、 SetWinEventHook を呼び出して関数を登録する必要があります。 クライアントは SetWinEventHook を複数回呼び出して異なるフック関数を登録したり、以前に登録したフック関数の追加イベントを設定したりできます。
SetWinEventHook を呼び出すとき、クライアントは受信するイベントとその受信方法を指定します。 クライアントは、次の選択を行うことができます。
- すべてのイベントまたは特定のイベント セットを受信します。
- すべてのスレッドまたは特定のスレッドからイベントを受信します。
- すべてのプロセスまたは特定のプロセスからイベントを受信します。
- 処理中またはプロセス外のイベントを処理します。
指定した条件に一致するイベントが生成されると、システムはクライアントの WinEventProc コールバック関数 (または "フック プロシージャ") を呼び出します。 フック関数が受け取るパラメーターは、イベントを生成したウィンドウ、オブジェクト、および可能な子要素についてクライアントに通知します。 クライアントは、 AccessibleObjectFromEvent などのオブジェクト取得呼び出しでこれらのパラメーターを使用します。