メディア サービス プロバイダー (MSP) について
TAPI 3 メディア サービス プロバイダー (MSP) を使用すると、特定のトランスポート メカニズムに対してアプリケーションでメディアをかなり制御できます。 MSP は常にテレフォニー サービス プロバイダー (TSP) とペアになっています。 TSP が呼び出し制御の抽象化レイヤーであるのと同様に、MSP はデバイス固有のコーディングを必要とせずにメディアを制御します。 MSP/TSP 通信の例については、「 TAPI サービス プロバイダーの概要」を参照してください。
MSP は、TAPI によって定義された特殊な端末、ストリーム、およびサブストリーム・インターフェースを使用してメディア制御を可能にします。 「 呼び出しコントロールとメディア コントロールについて 」の図は、これらのインターフェイスが TAPI 3 アプリケーションにどのように表示されるかを示しています。
さらに、MSP では、プライベート プロバイダー固有のインターフェイスを実装できます。TAPI は、アプリケーションに公開されている標準オブジェクトに集約されます。 たとえば、Microsoft Windows 2000 と共にインストールされる Microsoft IPConf MSP は、 ITParticipant インターフェイスを実装し、会議の個々のメンバーにコントロールを提供します。
次のトピックでは、Microsoft オペレーティング システムと共にインストールできる MSP について簡単に説明します。 構成と使用状況の詳細については、ターゲット プラットフォームのリソース キットを参照してください。
追加のサードパーティ メディア サービス プロバイダーは、特定のプロトコルまたは物理デバイス用に記述できます。 Media Service Provider Interface (MSPI) では、MSP が Microsoft テレフォニーのコンポーネントと対話できるようにするために実装する必要があるインターフェイスについて説明します。