SNMP サポートのレベル
Microsoft WinSNMP の実装では、レベル 2 の SNMP 通信のサポートが提供されます。 レベル 2 では、RFC 1902-1908 で定義されているインターネット エンジニアリング タスク フォース (IETF) 標準 SNMPv2 プロトコルがサポートされています。 また、RFC 1901 (SNMPv2C) で定義されているコミュニティ ベースのメッセージ ラッパーもサポートしています。
レベル 2 の通信のサポートには、メッセージ エンコードとデコード サービスが含まれます。これは、以前は WinSNMP バージョン 1.1a でレベル 0 の通信サポートと呼ばれられていたものです。 レベル 2 では、以前は WinSNMP バージョン 1.1a のレベル 1 通信サポートと呼ばられていたすべての SNMPv1 プロトコル操作もサポートされています。
この実装では、WinSNMP アプリケーションによる SnmpStartup 関数への呼び出しに応答してサポートされる SNMP 通信の最大レベルが返されます。
WinSNMP アプリケーションが SNMP メッセージのエンコードとデコードのみに実装を使用する場合、アプリケーションは、実装が実行する必要がある変換を実行する必要があります。 これには、 SnmpRecvMsg 関数の呼び出しによって返された SNMPv1 トラップを SNMPv2C トラップに変換することが含まれます。 また、RFC 1908 に従って、SNMPv1 で定義された PDU タイプを SNMPv2C によって定義された関連する PDU タイプに変換することも含まれます。