オフライン環境と WSUS に Windows Mixed Reality をインストールする
Windows Mixed Reality は、Windows 10 で Windows Features on Demand (FOD) として導入されました。 Features on Demand は、いつでも追加できる Windows 機能パッケージです。 Windows クライアントで新しい機能が必要になったら、Windows Update から機能パッケージを要求できます。
オフライン環境で運用しているか、Windows Server Update Services (WSUS) を使用している組織やビジネスで Windows Mixed Reality を有効にするには、そのための対応が必要になります。 一方、Windows Mixed Reality の使用を禁止する必要がある組織では、Mixed Reality ポータルのインストールをブロックすることができます。
オフライン環境と WSUS で Windows Mixed Reality を有効にする
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Note
Windows Mixed Reality デバイスは、Windows 11 バージョン 24H2 以降ではサポートされていません。
Windows Mixed Reality のサポートは、Windows 10 バージョン 20H2 から Windows 11 バージョン 23H2 に制限されています。
Windows Mixed Reality FOD ファイルは、Windows Update からダウンロードされます。 Windows Update に到達するには、[スタート] ボタンを選択し、[設定] > [Windows Update] を選択します。 [更新プログラムの確認] を選択し、更新プログラムが利用可能な場合はインストールします。
Windows Update へのアクセスがブロックされている場合は、Windows Mixed Reality FOD を手動でインストールする必要があります。
現在実行している Windows のバージョンに一致する FOD の .CAB ファイルをダウンロードします。
FOD の .CAB ファイルの名前を Microsoft-Windows-Holographic-Desktop-FOD-Package~31bf3856ad364e35~amd64~~.cab に変更してください。
PowerShell を開き、次の Dism コマンドを実行して、Windows Mixed Reality FOD パッケージを Windows イメージに追加します。
Dism /Online /Add-Package /PackagePath: (FOD package path)
[設定]>[Windows Update] を開き、[更新プログラムの確認] を選択します。
IT 管理者は、リモート機能ファイルまたはサイド バイ サイド ストアを作成して、Windows Mixed Reality FOD パッケージへのアクセスを許可することもできます。
最新の Windows Mixed Reality デバイス ドライバーをダウンロードする
FOD パッケージと同様に、Windows Mixed Reality デバイス ドライバーは Windows Update からダウンロードされます。 Windows Update に到達するには、[スタート] ボタンを選択し、[設定] > [Windows Update] を選択します。 [更新プログラムの確認] を選択し、更新プログラムが利用可能な場合はインストールします。
Windows Update へのアクセスがブロックされている場合は、最新の Windows Mixed Reality デバイス ドライバー (10.0.19041.2054) を手動でインストールして更新する必要があります。
Windows Mixed Reality デバイスを PC に完全に接続します。
デバイス マネージャーを開くには、[スタート] ボタンを右クリックし、[デバイス マネージャー] を選択します。
カテゴリ [Mixed Reality デバイス] の下で、デバイスを見つけて右クリックし、[ドライバーの更新] を選択します。
[コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索します] を選択し、[コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択します] を選択します。
[ディスク使用]>[参照...] を選択し、デバイス ドライバー パッケージが保存されているパスに移動し、[OK] を選択します。
デバイス ドライバーの一覧が 1 つのドライバーにフィルター処理されます。 [次へ] を選択して、更新されたデバイス ドライバーのインストールを完了します。
Mixed Reality ポータルをブロックする
Mixed Reality ポータル ソフトウェアは、AppLocker 構成サービス プロバイダー (CSP) を使用してブロックすることができます。
次の例で、Id には生成された任意の GUID、Name には任意の名前を指定できます。 BinaryName="*"
を使用すると、Mixed Reality ポータル パッケージ内のアプリ実行可能ファイルをすべてブロックできます。 例に示されているように、Binary/VersionRange は、Mixed Reality ポータル アプリのすべてのバージョンをブロックします。
<SyncML xmlns="SYNCML:SYNCML1.2">
<SyncBody>
<Add>
<CmdID>$CmdID$</CmdID>
<Item>
<Target>
<LocURI>./Vendor/MSFT/PolicyManager/My/ApplicationManagement/ApplicationRestrictions</LocURI>
</Target>
<Meta>
<Format xmlns="syncml:metinf">chr</Format>
<Type xmlns="syncml:metinf">text/plain</Type>
</Meta>
<Data>
<RuleCollection Type="Appx" EnforcementMode="Enabled">
<FilePublisherRule Id="a9e18c21-ff8f-43cf-b9fc-db40eed693ba" Name="(Default Rule) All signed packaged apps" Description="Allows members of the Everyone group to run packaged apps that are signed." UserOrGroupSid="S-1-1-0" Action="Allow">
<Conditions>
<FilePublisherCondition PublisherName="*" ProductName="*" BinaryName="*">
<BinaryVersionRange LowSection="0.0.0.0" HighSection="*" />
</FilePublisherCondition>
</Conditions>
</FilePublisherRule>
<FilePublisherRule Id="d26da4e7-0b01-484d-a8d3-d5b5341b2d55" Name="Block Mixed Reality Portal" Description="" UserOrGroupSid="S-1-1-0" Action="Deny">
<Conditions>
<FilePublisherCondition PublisherName="CN=Microsoft Windows, O=Microsoft Corporation, L=Redmond, S=Washington, C=US" ProductName="Microsoft.Windows.HolographicFirstRun" BinaryName="*">
<BinaryVersionRange LowSection="*" HighSection="*" />
</FilePublisherCondition>
</Conditions>
</FilePublisherRule>
</RuleCollection>>
</Data>
</Item>
</Add>
<Final/>
</SyncBody>
</SyncML>