代替 SMB ポートを構成する
SMB クライアントを使用して、代替の TCP、QUIC、RDMA の各ポートに接続できます。 ただし、SMB サーバーがそのポートでのリッスンをサポートするように構成されている場合しか代替ポートに接続できません。
代替ポートの構成をブロックするようにデプロイを構成したり、ポートが特定のサーバーにのみ接続できるように指定したりすることもできます。
前提条件
代替ポートを構成するための要件は以下のとおりです。
システムでは、次の 2 つのいずれかのオペレーティング システムを実行している必要があります。
Windows 11 バージョン 24H2 以降
Windows Server 2025 以降
管理者のアクセス許可
使用するポートをリッスンするように構成された SMB サーバー
代替ポートのマッピング
SMB クライアントに代替ポートをマッピングするには:
管理者として、新しく PowerShell ウィンドウを管理者として開きます。
次のいずれかのコマンドを実行してポートをマッピングします。
次のコマンドを実行して TCP ポートをマッピングします。
New-SmbMapping -LocalPath <drive letter>: -RemotePath \\server\share -TcpPort <port number between 0 and 65536>
次のコマンドを実行して QUIC ポートをマッピングします。
New-SmbMapping -LocalPath <drive letter>: -RemotePath \\server\share -QuicPort <port number between 0 and 65536>
次のコマンドを実行して RDMA ポートをマッピングします。
New-SmbMapping -LocalPath <drive letter>: -RemotePath \\server\share -RdmaPort <port number between 0 and 65536>
代替ポートの使用の制御またはブロック
Windows および Windows Server の SMB サーバーでは、QUIC リッスン ポート経由での SMB の変更のみがサポートされています。 TCP または RDMA のリッスン ポートを構成することはできません。
現在、代替ポートの構成に使用できる唯一の方法は、PowerShell を使用することです。 次のコマンドを実行して、代替ポートを使用するように QUIC サーバー経由で SMB を構成できます。
#Lists all available alternative ports
Get-SmbServerAlternativePort
#Creates a new alternative port
New-SmbServerAlternativePort -TransportType QUIC -Port <port number> -EnableInstances Default
#Deletes an alternative port
Remove-SmbServerAlternativePort
#Configures SMB to use a specific port
Set-SmbServerAlternativePort