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ネットワークのサブシステムのパフォーマンス チューニング

このトピックでは、ネットワーク サブシステムの概要と、このガイドの他のトピックへのリンクについて説明します。

Note

このトピックに加えて、このガイドの次のセクションでは、ネットワーク デバイスとネットワーク スタックのパフォーマンス チューニングに関する推奨事項について説明します。

ネットワークのサブシステムのパフォーマンス チューニング (特にネットワーク集中型のワークロードの場合) には、ネットワーク スタックとも呼ばれるネットワーク アーキテクチャの各層が関係します。 これらの層は、大まかに次のセクションに分類されます。

  1. ネットワーク インターフェイス。 これはネットワーク スタックの最下位層であり、ネットワーク アダプターと直接通信するネットワーク ドライバーが含まれています。

  2. Network Driver Interface Specification (NDIS)。 NDIS は、その下にあるドライバーのインターフェイスと、プロトコル スタックなどの上位層のインターフェイスを公開します。

  3. プロトコル スタック。 プロトコル スタックは、TCP/IP や UDP/IP などのプロトコルを実装します。 これらのレイヤーは、その上にあるレイヤーのトランスポート層インターフェイスを公開します。

  4. システム ドライバー。 これらは通常、トランスポート データ拡張機能 (TDX) または Winsock カーネル (WSK) インターフェイスを使用してインターフェイスをユーザー モード アプリケーションに公開するクライアントです。 WSK インターフェイスは Windows Server 2008 と Windows® Vista で導入され、AFD.sys によって公開されています。 このインターフェイスによりユーザー モードとカーネル モードの切り替えが不要になるため、パフォーマンスが向上します。

  5. ユーザー モード アプリケーション。 これらは通常、Microsoft ソリューションまたはカスタム アプリケーションです。

次の表はネットワーク スタックのレイヤーを縦に並べて説明し、各レイヤーで実行される項目の例を示しています。

ネットワーク スタック レイヤー