次の方法で共有


ネットワーク オフロードおよび最適化テクノロジ

このトピックでは、Windows Server 2016 で利用できるネットワークのオフロードと最適化のさまざまな機能の概要と、それらがネットワークのいっそうの効率化にどのように役立つかについて説明します。 このようなテクノロジとしては、ソフトウェアのみ (SO) の機能とテクノロジー、ソフトウェアとハードウェア (SH) の統合機能とテクノロジー、ハードウェアのみ (HO) の機能とテクノロジーがあります。 詳細については、「Azure Localのホスト ネットワーク要件」を参照してください。

Windows Server 2016 では、次の 3 つのカテゴリのネットワーク機能を利用できます。

  1. ソフトウェアのみ (SO) の機能とテクノロジ: これらの機能は OS の一部として実装され、基になる NIC から独立しています。 これらの機能では、最適な操作のために NIC のチューニングが必要になる場合があります。 これらの例としては、vmQoS などの Hyper-V の機能、ACL、NIC チーミングなどの Hyper-V 以外の機能があります。

  2. ソフトウェアとハードウェア (SH) の統合された機能とテクノロジ: これらの機能には、ソフトウェアとハードウェアの両方のコンポーネントがあります。 このソフトウェアは、機能が動作するために必要なハードウェア機能と密接に関連付けられています。 その例として、VMMQ、VMQ、送信側 IPv4 チェックサム オフロード、RSS などがあります。

  3. ハードウェアのみ (HO) の機能とテクノロジ: これらのハードウェア アクセラレーションは、ソフトウェアと連携してネットワークのパフォーマンスを向上させますが、ソフトウェア機能の一部ではありません。 これらの例には、割り込み節度、フロー制御、および受信側 IPv4 チェックサム オフロードなどがあります。

  4. NIC の高度なプロパティ: NIC とそのすべての機能は、Windows PowerShell の NetAdapter コマンドレットを使用して管理できます。 また、ネットワーク コントロール パネル (ncpa.cpl) を使用して、NIC とそのすべての機能を管理することもできます。

ヒント

  • SO の機能とテクノロジは、NIC の速度や NIC の機能に関係なく、すべてのハードウェア アーキテクチャで利用できます。

  • SH と HO の機能は、ネットワーク アダプターが機能またはテクノロジをサポートしている場合にのみ利用できます。