次の方法で共有


CA 証明書と CRL を仮想ディレクトリにコピーする

この手順を使用して、証明機関から証明書失効リストと Enterprise ルート CA 証明書をお使いの Web サーバー上の仮想ディレクトリにコピーし、AD CS が正しく構成されていることを確認することができます。 以下のコマンドを実行する前に、ディレクトリとサーバーの名前を、実際の展開に適した名前に確実に置き換えてください。

この手順を実行するには、Domain Admins のメンバーである必要があります。

証明書失効リストを CA1 から WEB1 にコピーするには

  1. CA1 で、管理者として Windows PowerShell を実行し、次のコマンドを使用して CRL を公開します。

    • certutil -crl」と入力し、Enter キーを押します。

    • CA1 証明書を、お使いの Web サーバー上のファイル共有にコピーするには、「copy C:\Windows\system32\certsrv\certenroll\*.crt \\WEB1\pki」と入力して、Enter キーを押します。

    • 証明書失効リスト書を、お使いの Web サーバー上のファイル共有にコピーするには、「copy C:\Windows\system32\certsrv\certenroll\*.crl \\WEB1\pki」と入力して、Enter キーを押します。

  2. CDP と AIA の拡張機能の場所が正しく構成されていることを確認するには、「pkiview.msc」と入力し、Enter キーを押します。 pkiview Enterprise PKI MMC が開きます。

  3. 左側のウィンドウで、CA 名をクリックします。

    たとえば、CA 名が corp-CA1-CA の場合は、corp-CA1-CA をクリックします。

  4. 結果ウィンドウの [状態] 列で、次に示す値に [OK]が表示されていることを確認します。

    • CA 証明書
    • AIA の場所 #1
    • CDP の場所 #1

ヒント

すべての項目の 状態[OK]になっていない場合は、次の手順を実行します。

  • Web サーバーで共有を開き、証明書と証明書失効リスト ファイルが正常に共有にコピーされたことを確認します。 共有に正常にコピーされていなかった場合は、正しいファイル ソースと共有先を使用してコピー コマンドを変更し、コマンドを再度実行します。
  • [CA 拡張] タブで、CDP と AIA の正しい場所を入力したことを確認します。指定した場所に余分なスペースやその他の文字がないことを確認します。
  • CRL と CA 証明書を Web サーバー上の正しい場所にコピーしたことと、場所が CA 上で CDP と AIA の場所に指定した場所と一致していることを確認します。
  • CA 証明書と CRL が保存されている仮想フォルダーのアクセス許可が正しく構成されていることを確認します。