AD DS の設計とは
組織は Windows Server の Active Directory Domain Services (AD DS) を使用して、スケーラブルかつ安全で管理可能なインフラストラクチャを作成すると同時に、ユーザーとリソースの管理を簡略化できます。 AD DS を使用すると、ブランチ オフィス、Microsoft Exchange Server、複数フォレスト環境など、ネットワーク インフラストラクチャを管理できます。
AD DS 展開プロジェクトには、設計フェーズ、展開フェーズ、運用フェーズの 3 つのフェーズが含まれます。 設計フェーズでは、設計チームが、ディレクトリ サービスを使用する組織内の各部門のニーズに最適な AD DS 論理構造の設計を作成します。 設計が承認されると、展開チームはラボ環境で設計をテストしてから、その設計を実稼働環境に実装します。 テストは展開チームによって実行され、設計フェーズに影響を与える可能性があるため、設計と展開の両方に重なる中間アクティビティです。 展開が完了したら、運用チームがディレクトリ サービスの保守を担当します。
このガイドで説明する Windows Server AD DS の設計と展開の戦略は、広範なラボとパイロット プログラムのテストおよび顧客環境での正常な実装に基づいていますが、特定の複雑な環境に合わせた AD DS の設計と展開のカスタマイズが必要な場合があります。
- ブランチ オフィス環境での AD DS の展開の詳細については、読み取り専用ドメイン コントローラー (RODC) ブランチ オフィス計画ガイドに関するページを参照してください。
- Exchange 環境での AD DS の展開について詳しくは、「Exchange Server 組織内の Active Directory」の記事を参照してください。
- 複数フォレスト環境への AD DS の展開について詳しくは、Windows 2000 および Windows Server 2003 での複数フォレストに関する考慮事項に関する記事を参照してください。