fsutil reparsepoint
再解析ポイントのクエリまたは削除を行います。 通常、fsutil reparsepoint コマンドはサポート担当者が使います。
再解析ポイントは、ユーザー定義データなどの定義可能な属性を持つ NTFS ファイル システム オブジェクトです。 用途は次のとおりです。
入力/出力 (I/O) サブシステムの機能を拡張する。
ディレクトリ接合ポイントとボリューム マウント ポイントとして使う。
特定のファイルを、ファイル システムのフィルター ドライバーにとって特別なものとしてマークする。
構文
fsutil reparsepoint [query] <filename>
fsutil reparsepoint [delete] <filename>
パラメーター
パラメーター | 説明 |
---|---|
query | 指定したハンドルで識別されるファイルまたはディレクトリに関連付けられた再解析ポイント データを取得します。 |
delete | 指定したハンドルで識別されるファイルまたはディレクトリから再解析ポイントを削除します。ただし、ファイルまたはディレクトリは削除しません。 |
<filename> |
ファイル名と拡張子を含め、ファイルへの完全なパスを指定します (C:\documents\filename.txt など)。 |
解説
- プログラムで再解析ポイントを設定すると、このデータに加えて、格納するデータを一意に識別する再解析タグが格納されます。 再解析ポイントが設定されたファイルをファイル システムで開くと、関連付けられたファイル システム フィルターの検索が試行されます。 ファイル システム フィルターが見つかると、再解析データの指示に従い、そのフィルターによってファイルが処理されます。 ファイル システム フィルターが見つからない場合、File open 操作は失敗します。
例
c:\server に関連付けられた再解析ポイント データを取得するには、次のように入力します。
fsutil reparsepoint query c:\server
指定したファイルまたはディレクトリから再解析ポイントを削除するには、次の形式を使います。
fsutil reparsepoint delete c:\server